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日本の動物観 人と動物の関係史

濱野佐代子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784130602228
ISBN 10 : 4130602225
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 動物観の系譜/ 第1部 家庭動物(家庭動物とのつきあい/ 「家族」としてのコンパニオンアニマル/ コンパニオンアニマルとのかかわり方の負の側面)/ 第2部 産業動物(産業動物の歴史/ 「すみわけ」の動物観/ 産業動物と動物観)/ 第3部 野生動物(「野生」をめぐる動物観/ 「野鳥」をめぐる動物観/ 「野猿」をめぐる動物観)/ 第4部 展示動物(珍獣としての動物/ 「ふれあい」とお世話/ 動物と動物園)/ 動物観のこれから

【著者紹介】
石田〓 : 1946年東京都に生まれる。1971年東京大学文学部卒業。上野動物園勤務、井の頭自然文化園長、葛西臨海水族園長、多摩動物公園副園長などを経て、帝京科学大学生命環境学部教授、ヒトと動物の関係学会長。専門は動物園学

濱野佐代子 : 大阪府に生まれる。日本獣医畜産大学獣医畜産学部卒業。白百合女子大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、帝京科学大学こども学部准教授、博士(心理学)。専門は心理学

花園誠 : 1960年北海道に生まれる。1989年名古屋大学大学院農学研究科博士課程修了。現在、帝京科学大学こども学部教授、博士(農学)。専門は動物介在教育学

瀬戸口明久 : 1975年宮崎県に生まれる。1997年京都大学理学部卒業。2007年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、大阪市立大学大学院経済学研究科准教授、博士(文学)。専門は科学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • マウンテンゴリラ

    日本人と自然との親和性の象徴として、肯定的に語られることの多い動物との関係であるが、本書は必ずしもそのような楽観的な立場から書かれたものではなく、私自身の実感としても頷ける部分が多かった。たしかに昨今のペットブームに見られるように、個人的な癒しの対象として動物を可愛がる人は多いが、動物全般への理解や関心は決して高いとは言えないのではないだろうか。例えば、動物園における人々の過ごし方や動物そのものへの関心は本書で書かれている通りであると思われる。ただ、それで良いのかもしれないという思いも一方にはある。→(2

  • メルセ・ひすい

    客観的・学術的に日本人の動物観を分析する。@家庭動物 A産業動物 B野生動物 C展示動物 …日本人は動物とどうつきあってきたのか。人と動物の関係について、4つの分野から、それぞれの歴史をふまえて詳述。日本人における動物の位置…動物は人の持っていない能力…霊力を備えているという観念がある。明治以前では不思議な事象は「天」の行為 天変地異と動物の関係は殆ど因果性を求めていない。「カラスが鳴くと人が死ぬ」といった縁起かつぎや…現代の動物をめぐる様々なテーマについて解説する。

  • おちょこ

    愛でる存在、命をいただく存在、ときどき現れ場合によっては害をもたらす存在、珍しいものとして消費される存在、あらゆる形で接することになる動物に関して深く考えさせられる。よくニュースなどで「共存」というが、それはいかなる動物観のうえに築かれるのか。

  • たま

    基本的に日本人は肉食ではなかった。大々的に肉食が解禁されたのは明治に入ってからなので、畜産技術が進歩したのはそれ以降。牛や馬は乗り物として飼育し、金魚や猫は愛玩動物として江戸時代には定着していたとか。畜産学や社会学、歴史学や文化学、宗教学、はたまた栄養学などなど、いろんな見地から日本人と動物の関わりが知れて面白かった。

  • takao

    コンパニオンアニマルって言葉があるんだな。

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