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ISBN 10 : 4000614983
Content Description
近代になり中国でも女子の高等教育が始まった。新時代の知識と経験を手にした少女たちは、生家から親の決めた婚家へという生き方に疑問を持ち、自分なりの居場所を探すようになる。恋愛、友情、決断―女性の作家たちが言葉にした、冒険や葛藤。男性の作家たちが、ときに仰ぎ見、ときに貶めて描いた、その姿。多種多様な“女学生ものがたり”を、中国大陸のみならず、香港や台湾、在米華人による英語創作などから見いだし、百年のスパンで鮮やかに読み解く。
目次 : 序章 少女中国へようこそ/ 第1章 こんなところがあるなんて!―陳衡哲と凌叔華の描く女学校/ 第2章 勉強はしたけれど―魯迅の妻・許広平の葛藤/ 第3章 女学生という珍獣がいる―沈従文のコンプレックス/ 第4章 青い服の少女―張恨水と張愛玲が描く理想の女学生/ 第5章 台湾少女の学校生活―楊千鶴の日本語創作/ 第6章 解放軍がやってきた―宗璞とイーユン・リー/ 第7章 「女の園」はるか―張愛玲の回想叙述/ 第8章 世紀末台湾の女学生―朱天心『古都』/ 第9章 その先のユートピア―王安憶「兄弟たち」/ 終章 愛という名のもとに―二〇世紀中国語圏文学の少女像
【著者紹介】
濱田麻矢 : 1969年、兵庫県生まれ。神戸大学大学院人文学研究科教授。京都大学大学院博士後期課程中途退学。研究テーマは中国現代文学、特に民国期小説の性別表象に興味を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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アヴォカド
読了日:2022/03/21
Mana
読了日:2022/03/14
六花
読了日:2023/09/29
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