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夏の庭 Thefriends

湯本香樹実

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198613594
ISBN 10 : 4198613591
Format
Books
Release Date
May/2001
Japan

Content Description

きっかけは山下が祖母の葬儀に行った時。「死体って重い」という山下の言葉に、河辺が「自分も見たい」と言ったため、3人は近所の老人を見張りだした。

【著者紹介】
湯本香樹実 : 1959年東京生まれ。東京音楽大学作曲科卒。オペラの台本を書いたことから、テレビ・ラジオの脚本家となる。児童文学の第一作「夏の庭The Friends」は、日本で各新人賞を受賞し、映画化・舞台化されたほか、十数カ国で翻訳出版され、アメリカでも三つの賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ひらちゃん

    死を意識し始めるのは何歳ごろからなんだろう。ちょっとしたきっかけなのかもしれない。三人の少年は「死」に興味を持ち近所のおじいさんを観察するようになった。図らずもおじいさんとの交流が始まりおじいさんの中でも何かが変化していく。おじいさんは三人に会えて楽しかったろう。三人の体験した夏の出来事は大人になっていく為のステップだった気がした。最後はほろっときたな。

  • shincha

    小学校6年生の3人組。それぞれの家庭で、それぞれの事情がある中で、6年生なりにいろいろ考えながら生きている。スタンドバイミーのような設定で、死んだ人を見てみたいと近所に住む老人の監視を始める。最初は怪訝な目で見ていた老人も子供たち3人との交流によって心を開いていく。子供たちの心の成長と人の生死にかかわることの大切さと切なさを描いた作品。もっと、老人と子供たちの交流を見ていたい気持ちが強かった。この子たちは、コスモスの花を心に抱いて、素敵な大人への第一歩を進みだすでしょう。

  • ぱぁる

    読友さんの感想を拝見して、手に取りました。おじいさんは死んでしまった…大事な何かを、全く他人の3人の少年たちに残して。始まりは、死にそうな年寄りを見張ることでした。とても素敵な気づきや言葉があちこちに見られました。みずみずしくピュアな感性が少年たちを際立たせていました。一夏の思い出…一言にしてしまうのは寂しい。8月に読めてよかったです。

  • あつひめ

    子供心の好奇心。生きること、死ぬことなんに対しても興味を持ちそのうち興味を持ったことさえ忘れてしまう子供。だけど、おじいさんとの歯車がガッチリ組み合わさりお互いの生活が動き出すとおじいさんの死に対しての興味なんて吹っ飛んでしまっている。家を片付け花を咲かせ・・・。祖父と孫の擬似関係みたいにゆるゆると進んでいく。いつまでもこの関係は進むわけもなく。子供たちの心の成長とおじいさんの心の変化が世界的にも受け入れられる題材だったのかもしれない。繰り返し読みたい本の一冊。

  • 舞※しばらく平常通りではないかも泣

    小学生か中学生の頃に、タイムリーな感じで読んだ記憶が。 でも、表紙は好きだったけど、内容的には相性が合わなかった気が。 またいつか読む機会はあるかもしれない。

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