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国立西洋美術館 名画の見かた

渡辺晋輔

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087816846
ISBN 10 : 4087816842
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「絵画をこう見れば、よかったのか!」
読めば名画がわかる、楽しくなる。
現役キュレーターによる“西美式”名画鑑賞法。

巷では、さまざまな切り口の絵画鑑賞法の本があふれています。そんな中で、絵画の鑑賞法の決定版ともいえるのが本書です。国立西洋美術館の現役キュレーター(学芸員)のふたり(イタリア美術史&フランス美術史)が「名画の見かた」をていねいに、わかりやすくレクチャー。“西美“所蔵の美しい名画のカラー図版を用いながら、ジャンル別(物語画、宗教画、風景画、静物画、風俗画…)にキュレーターならではの視点で語ります。さらに、知っておくと美術を見るのに役に立つトピックを集めたギャラリー・トークを収録。

[著者プロフィール]
渡辺 晋輔(わたなべ・しんすけ)
1972年、神奈川県生まれ。国立西洋美術館主任研究員(国立新美術館主任研究員を併任)。東京大学大学院博士後期課程中退。専門はイタリア美術史。著書に『アート・ギャラリー テーマで見る世界の名画〈1〉ヴィーナス』(青柳正規と共著 集英社)、『ジョットとスクロヴェーニ礼拝堂』(小学館)、『ポケットガイドー西洋版画の見かた』(国立西洋美術館)など。「ラファエロ展」「グエルチーノ展」「ルーベンス展」などを企画担当。グエルチーノ国際美術史研究所(イタリア、チェント市)学術委員。

陳岡 めぐみ(じんがおか・めぐみ)
1972年、東京都生まれ。国立西洋美術館主任研究員。東京大学大学院博士課程修了、学術博士。専門はフランス美術史。著書に『市場のための紙上美術館』(第27回渋沢・クローデル賞ルイ・ヴィトンジャパン特別賞 三元社)、『西洋美術の歴史〈7〉19世紀―近代美術の誕生、ロマン派から印象派へ』(三浦篤・尾関幸と共著 中央公論新社)など。「ユベール・ロベールー時間の庭」「シャセリオー展」「松方コレクション展」などを企画担当。2017年フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受勲。


【著者紹介】
渡辺晋輔 : 1972年、神奈川県生まれ。国立西洋美術館主任研究員(国立新美術館主任研究員を併任)。東京大学大学院博士後期課程中退。専門はイタリア美術史。グエルチーノ国際美術史研究所(イタリア、チェント市)学術委員

陳岡めぐみ : 1972年、東京都生まれ。国立西洋美術館主任研究員。東京大学大学院博士課程修了、学術博士。専門はフランス美術史。著書に『市場のための紙上美術館』(第27回渋沢・クローデル賞ルイ・ヴィトンジャパン特別賞 三元社)など。2017年フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受勲(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom

    二人のキュレーターが西洋美術史を語る。単に時代の流れを追うのではなく、人物画、宗教画、物語画、風景画、静物画、風俗画などのジャンルがなぜ登場したのかを、踏み込んで書いている。極めてオーソドックスなアプローチなのに、新鮮な感じがするのは、通常の美術の解説書とは違って、西美収蔵の作品が用例に用いられているからである。その収蔵品で、これだけしっかりとした美術史を紡げるということが、西美のコレクションの充実を示しているのだろう。後半のギャラリー・トークというエッセイも、キュレーターならではの視点に満ちて魅力的だ。

  • ぽてち

    国立西洋美術館の現役学芸員2人が、同館の常設作品の見方を解説する本だと思ったのだが……。半分は正解で、半分は間違っている。よく考えてみれば当たり前だが、個々の作品の解説ではないし、所蔵品だけ紹介しているわけでもない。内容は1、2章が西洋絵画の大前提、3章からはジャンルごと(宗教画、物語画、風景画、静物画、風俗画)に分かれており、総括的な中で所蔵品の解説がある。後半は2人がそれぞれの得意分野を語る。アートに関してそれなりの知識をもっている人を対象に書かれているのか、講義を受けているようでちょっと硬く感じた。

  • ひと

    絵画の見方というより、絵の「読み方」を教えてもらった気がします。前半が人物、宗教、物語、風景、静物、風俗といったジャンル別の解説、後半は美術館や作品にまつわる話題をキュレーター視点で解説してくれています。作品は西洋美術館で常設展示されているものが中心なので、実物を見ながら学べるのがいいです。帰属や工房、修復の是非など、興味深い話題もたくさん取り上げられています。美術史として読むには、基本的な知識が少ないためか難しく感じましが、絵画の変遷の大きな流れを掴む視点を与えてもらえて勉強になりました。

  • なおみ703♪

    常設展だけのために国立西洋美術館に行きたい!と思った。いつも、企画展の後に観るので、疲れていて、雑に観てしまう。結構観ている機会はあるのにじっくりみていないのがもったいないと思った。分かりやすい。セザンヌの絵を斜め右からみたくなる。

  • 国立西洋美術館の研究員による名画の見方や名画に関するエピソード、時代背景などを紹介。人間の空間認識と遠近法は一致しない、 遠近法空間でどのように画家の創意が発揮されてきたか。主題ではなく描き方に注目、などが新しい発見だった。セザンヌがいくつもの視点から見た対象を画面の中で再構成する描き方をしており、右斜めと左斜めと正面とで違うなど、興味深い。鑑賞の味わいが広がりそう。

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