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咲き定まりて 市川雷蔵を旅する

清野恵里子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784797673487
ISBN 10 : 4797673486
Format
Books
Release Date
December/2017
Japan

Content Description

咲き定まりて 市川雷蔵を旅する

かつて、これほどまでに魅力的な男優がいただろうか!
あなたは、市川雷蔵を知っていますか?

日本映画の黄金期に、152本の映画作品に出演し
燦然と輝く足跡を残した俳優、市川雷蔵。
それはたとえば『眠狂四郎』『炎上』『忍びの者』『陸軍中野学校』・・・。
37歳で惜しまれながら早世した美貌の俳優は
今尚、多くの人の心を捉えて離さない。
この本は、文筆家である清野恵里子が
市川雷蔵の主演映画、島崎藤村原作の『破戒』を観てより
その魅力にとりつかれ、雷蔵その人の魅力と雷蔵映画を丹念に読み解いた
まったく新しい雷蔵論である。
きものに造詣が深い著者の審美眼が捉えた
雷蔵の衣裳やメイクの話も実に興味深く
思わず引き込まれてしまうおもしろさ。
読んだあとは必ず映画が観たくなることうけあいだ。
また、映画から特別にキャプチャーした雷蔵の写真は
130枚に及び、その掲載写真を見るだけでも楽しめる。
従来からのファンは元より、若い世代にも知って欲しい昭和の星の一人である。

<内容>例
1955年  新平家物語  平清盛  「溝口健二が雷蔵に見た、無形のきはく」
1957年  源氏物語  浮舟  匂宮 「長谷川一夫の心中はいかに」
1958年  炎上  溝口吾市  「市川監督にモノ申す」
1960年  ぼんち  喜久治  「原作者 山崎豊子の嘆き」
1961年  好色一代男  世之介  「フェミニスト世之介、諸国を行脚する」
1962年  忍びの者  石川五右衛門  「秩序の埒の外、したたかに生きる」
1963年  眠狂四郎  眠狂四郎  「狂四郎の絵姿」
1966年〜1967年  陸軍中野学校  三好次郎  「冷たい狂気」
1967年  ある殺し屋  塩沢  「あの時代」
1967年  華岡青州の妻  華岡青州  「雷蔵の自在」
1968年  ひとり狼  追分伊三蔵  「絶望と落胆を目撃する」  他全28本

【著者紹介】
清野恵里子 : 文筆家。1950年、群馬県生まれ。三歳から日本舞踊、その後、父とともに謡や仕舞の稽古に通う。学生時代から映画三昧の日々を送り、身体表現としての能や歌舞伎など伝統芸能も含め、舞台芸術全般に関心を寄せる。五十代を目前にして文筆家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • keroppi

    市川雷蔵は、とても色っぽいと思う。彼くらい艶っぽい役者は、なかなかいない。大好きな役者の一人。37歳の若さで死に、15年に及ばない役者人生で出演した映画は、159本。その中の代表作を取り上げ、作品と雷蔵が演じた役を語る。写真も多く、その姿に惚れ惚れする。この本、装丁も美しい。表紙の「眠狂四郎勝負」。見返しには、速水御舟「牡丹花」。ちょうど今、wowowで「眠狂四郎」全12作品を放送している。録画して全部見直そう。

  • Kei

    母親が、ゲーリー.クーパー、ジェラール.フィリップ、そして、市川雷蔵のファンだったので、なぜか、私も3人の全作品を観ています。美男好きの母とは、男性の趣味は違いますが、彼らの作品群は大好き。本作は、とても丁寧な作りで足跡を追っており、ほぼ完全版かと。うっとりの一冊です。

  • Gen Kato

    雷蔵さんファンとして嬉しい一冊。「旅する」作品のセレクトもいい。原作を読んだ自分的には『薄桜記』への違和感に共感できた。反面『ぼんち』は「そうかなあ?」って感じ(確かに原作と結論が真逆になっちゃってるけどね)。雷蔵さん映画、また観返しちゃいました(DVDたくさん持ってますから!)

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