Books

プライベートバンカー 完結版 節税攻防都市 講談社+α文庫

清武英利

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065136829
ISBN 10 : 4065136822
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

大金持ちをタックスヘイブンの国に誘う「カネの傭兵」。それがプライベートバンカーだ。野村證券のトップセールスマンからプライベートバンカーに転じた主人公が見たのは、本物の大金持ちの世界だった。ソンガポールに移住し、ただ時間が過ぎるのを待つ元大手メーカー会長、若くして300億円を手にしたIT業界の寵児、伝説の相場師、そして脱税を見逃すまいと潜伏する国税庁の美人調査官。やがて、バンカーの周囲では、カネを巡る詐欺と殺人未遂事件まで発生した―。徹底取材で浮かび上がった衝撃の結末を文庫版で大幅加筆。スクープ続出、実名ノンフィクションの金字塔!

目次 : 序章/ 第1章 ニューマネーの国/ 第2章 ジャパンデスク/ 第3章 攻防/ 第4章 海を渡った日本人富裕層/ 第5章 国税は見ている/ 第6章 シンガポール・コネクション/ 第7章 『太陽がいっぱい』/ 終章/ 追跡章 真相の向こう側/ 文庫版特別対談 佐藤浩市(俳優)×清武英利

【著者紹介】
清武英利 : 1950年宮崎県生まれ。立命館大学経済学部卒業後、75年に読売新聞社入社。青森支局を振り出しに、社会部記者として、警視庁、国税庁などを担当。中部本社(現中部支社)社会部長、東京本社編集委員、運動部長を経て、2004年8月より読売巨人軍球団代表兼編成本部長。11年11月、専務取締役球団代表兼GM・編成本部長・オーナー代行を解任され、係争に。現在はノンフィクション作家として活動。著書『しんがり 山一證券 最後の12人』(現在は講談社+α文庫所収)で14年度講談社ノンフィクション賞、『石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの』(講談社)で18年度大宅壮一ノンフィクション賞読者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • hatayan

    脱法すれすれの知識を駆使して富裕層の資産を守るプライベートバンカーを扱った一冊。野村證券での日常に疲れて新天地をシンガポールに求めた杉山が陰湿で狡猾な上司に耐え独り立ちするまでを軸に、若くして300億円を手にし人生を上がったIT企業経営者、妙齢の女性をコミュニティに潜入させて脱税を監視する国税当局、資産を横取りしようと顧客の殺害を企てるバンカーが登場。「金持ちになって南の島で暮らす」世界の内実はむしろ虚しさが募ること、権力者が必要とする限りプライベートバンカーは今後も形を変えて活躍し続けることを記します。

  • なかしー

    ノンフィクション小説。

  • おいしゃん

    今回の清武さんの作品も、深い取材に基づく、読み応えあるノンフィクション。次元の違う超金持ちの世界を垣間見れる、貴重な一冊。

  • 速読おやじ

    プライベートバンクのビジネスは意義はあると思うのだが、ここに書かれている内容だけ見ると、いわゆる「上がった」富裕層も、その面倒を見るバンカーも、とても生産的な事をしているようには思えない。お金を運用するのは大事なことだが、そのお金をどう使う事の方がもっと大事なのにと強く思った。これまた事実は小説より奇なり。野村證券を辞めて異国の地で頑張ろうと思った主人公が働いたシンガポールの銀行は、とんでもない場所だった。外資系は結局こういう暴君が仕切っているところなのか。清武氏の筆がそっちに持ってゆこうとしているのか。

  • リキヨシオ

    大金持ちの資産を守る為に存在する「カネの傭兵」プライベートバンカーの実態。彼らは「新富裕層(一億円以上の金融資産の持ち主)」しか相手にしない。富裕層にとって安くない相続税や贈与税を払わずに資産を継承する為に新富裕層は彼らを使う。プライベートバンカー、新富裕層、国税…節税攻防都市シンガポールを舞台に様々な思惑が飛び交う。新富裕層にとって国税から逃れる「五年ルール」は退屈だと感じる人が多いのと時間があるからこそ家庭崩壊を招くケースが多いのは意外。なお現在は「五年ルール」から「十年ルール」へと改正されたとの事。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items