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「発達」を問う 今昔の対話 制度化の罠を超えるために

浜田寿美男

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623095537
ISBN 10 : 4623095533
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

子どもの発達が「能力の発達」として枠づけられ、制度化のなかに絡めとられている―本書は、約半世紀にわたってこの問題に向き合い、多数の著作を生み出してきた著者が、過去の論文・書籍を今一度読み直して手を加え、現在の考えや思いを「補注」として記すかたちで編みなおした書である。いじめや不登校が減らない現実、発達障害への過度の注目、子育てや教育をめぐる意識の変化など様々な課題を抱えるいま、時代を超えた「今昔の対話」から明日への希望を紡ぎ出す糸口を探る。

目次 : 第1部 発達心理学が注目されはじめた時代に(発達心理学は人間の理解にとどくのか/ 人の発達を生活世界の形成過程として見る/ 疎外の個体発生論に向けて)/ 間奏:四〇年前に語ろうとしたこと/ 第2部 「発達、発達」と叫ばれるこの時代の発達心理学(学校で学ぶことの意味とその反転/ 発達心理学研究は人間理解を放棄したのか/ 発達障害を考える―「発達」をめぐる誤解と混乱)

【著者紹介】
浜田寿美男 : 1947年香川県小豆島生まれ。小豆島高校卒業、京都大学文学部を経て同大学院文学研究科博士課程(心理学専攻)修了後、花園大学で講師、助教授、教授を務め、その後、奈良女子大学文学部教授として2010年に定年退職。2011年より6年間、川西市子どもの人権オンブズパーソンを務める。現在は奈良女子大学名誉教授、立命館大学上席研究員。著書は、発達心理学関係、子ども論関係、刑事裁判関係の分野にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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