Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• オーウェン

  読了日：2024/08/24

  これまで見たことなかった泡坂さんのミステリの新装版が出たということで読了。 調査会社に就職した敏夫は社長の宇内とコンビを組んで浮気調査に向かうが、そこで夫の車に隕石が落ち死亡するというハプニングが。そこから馬割家では連続殺人が始まる。 玩具会社ということで数々のからくり人形や仕掛けが。 そして五角形の形の迷路であるねじ屋敷の存在も。 殺人は起こっているのに、犯人があまりにも断定されているのが気になってはいたが、そういうことかという真相。 これは気付かないし驚く事実。犯人の動機と執念も実に恐ろしい最後だった

• yuui

  読了日：2024/11/15

  これが1977年に書かれた本か！ 普通にどんでん返しで凄いとしか言いようがないし😳 昭和感が堪らんしこの警察がおんのにどんどん殺されてくんが昔の本やなーってなった🤗 いや全然面白かったしどんでん返しも斬新やったな。からくりとかやっぱ楽しい♪ 調べたら松田優作さんが主演で映画化もしとるみたいで（有名な人って事しか知らんけど） 一昔前の映画みるんも一興やな🎥

• みすみ

  読了日：2025/06/26

  絵解きがうまーい！！！　ラスト30ページの伏線回収に脱帽。面白いけど本格ってかハウダニットじゃんと思っていたら、水面下でしっかりロジックが走っていた。解決編でからくりが動き出して水位が下がり、そのロジックが一気に可視化されたイメージ。犯人の存在感のなさ、事件のちぐはぐさにまでちゃんと理屈が付いてきて唸った。これは確かに手品師の所業。真棹の軽さと電池のくだり（そこ見間違う？）だけがツッコミどころ。でも十分に傑作の域。泡坂作品読破したい。

• 餅屋

  読了日：2024/09/15

  東西ミステリー国内34位▲隕石に当たるという奇禍で命を落とす。その葬儀も終えぬ内に…馬割家の人々のあいだで不可解な死が連続し…▼プロットとトリックが素晴らしい、キャラよく、とても読ませる作品です。柔道３段Ｅガタイの上に西洋人形の面が載り強気でサバサバした警官崩れ、舞子のキャラクターに心を引かれます。ボクサー崩れの勝君は、独断専行が過ぎ、惚れられやすい惚れっぽいＥ男。色っぽい真棹さんがネっ♪想定外のメテオから連続殺人、一族の謎、からくり、迷路とワクワクさせて見事に解決！タイトル回収‼ズバリ傑作(1978年）

• 花嵐

  読了日：2024/11/27

  ★★★★☆ 長編ミステリ。今作の中でも最大の肝となるトリックには早々に気付けた。というのも、とある作家のとある作品に似たトリック、というか趣向としてはそのままな話があり、それを前に読んだことがあったからだ。その作品のその大掛かりなトリックがだいぶ面白くて覚えていたので、この「乱れからくり」でもその作品に考えが行き着いてしまった。時系列的には「乱れからくり」の方が先なので、もっと前にこちらを読んでおけば逆の感想になったかもしれない…。宇内舞子のキャラが中々に個性的な女性で、好感が持てたのが特に良かったな。

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