Books

Sdgsの大嘘 宝島社新書

池田清彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784299029669
ISBN 10 : 4299029666
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2022
Japan

Content Description

「脱炭素」は欧州のペテン!
“環境ビジネス”で丸儲けしている人々の正体

世はまさにSDGsブーム。

「よりよい未来をつくるために」と掲げられ、政府やマスコミも手放しで礼賛する17の達成目標はどれもご立派なものばかりだが、
その一つひとつを科学的に検証していくと、欺瞞と矛盾に満ちた「大嘘」であることがわかる。

このままだと「地獄への一本道」を突き進むことになるというのに、日本人はいつまでこの茶番を続けるつもりなのか?

拗(す)ね者の生物学者が忖度(そんたく)なしに語りおろす、SDGsの知られざる真実!

○世界の貧困を加速させる「高級牛ステーキ」
○人口を減らさない限り「資源の争奪戦」は終わらない
○SDGsはグローバル資本主義を続けたい欧州の免罪符
○枯渇しつつある水産資源を中国が食べ尽くす
○実はエコではない「太陽光発電」と「風力発電」
○「CO2の増加が地球温暖化の原因」という大嘘
○利権のためには科学的ファクトも「無視」する日本人
○「塩害」知らずでサステイナブルだった日本の水稲栽培
○実は地球にも環境にも優しい遺伝子組み換え作物
○「地熱発電」と「エネルギーの地産地消」が日本を救う

【本書「はじめに」より抜粋】
先ほど触れたように、利益を得るのはほんの一握りの連中だけで、世界のほとんどの人たちは利益を奪われて貧しくなる。SDGsという矛盾に満ちた「絵に描いた餅」を実現しようとすることで、この世の中は確実に今よりも悪くなる。

それなのに、国連が垂れ流すこの「嘘」を鵜呑(うの)みにした政府やマスコミの大キャンペーンのせいで、ほとんどの人々はSDGsというのは素晴らしいものなのだと信じて疑わず、その目標に少しでも貢献できるように頑張っている。

人々の「いいことをしたい」という善意につけ込んで、騙(だま)しているという意味では、かなり悪質だ。(中略)
 
「環境を守らなければならない」という人々の善意につけ込んで、この説を後押しする政府機関や企業は、国民から多額のカネを搾り取っているが、多くの国民はいまだに「いいことに加担している」と思い脳内にドーパミンが出て、騙され続けている。

私くらいの世代の者は、どうせこの先もたいして長くはないのだから、この茶番につきあわされてもさして実害はないかもしれないが、未来のある若者や子供たちからすれば、とんでもない話だ。

だから、あと50年も生きねばならないあなた方に、SDGsも人為的地球温暖化論も基本的にはまったく同じで、反対しづらい善意のスローガンを並べているだけで、「地獄への一本道」になっている事実について考えてもらいたいと切に思う。

2022年5月池田清彦

【著者紹介】
池田清彦 : 1947年、東京都生まれ。生物学者。東京教育大学理学部生物学科卒業、東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学、理学博士。山梨大学教育人間科学部教授、早稲田大学国際教養学部教授を経て、山梨大学名誉教授、早稲田大学名誉教授、TAKAO 599 MUSEUM名誉館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • trazom

    人為的地球温暖化の否定という主張には賛同しがたいが、SDGsが胡散臭いという感覚には共感を覚える。確かにSustainableとDevelopmentは共存しない。持続可能性を求めるなら、成長を諦めるか人口抑制しかないという主張である。SDGsは「いいことをしたい」という善意に付け込んで人々を騙しているというのはその通りかもしれない。それにしても、同じ主張を繰返す最近の池田先生の暴発はちょっと辛い。山梨大学の頃の生物学・哲学の著作(中でも「生命の形式――同一性と時間」は秀逸)はあんなに輝いていたのに…。

  • 南北

    日本では環境問題の対策と思われているSDGsだが、「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」というのが最初にあるものなので、環境対策と考えるのは誤解と言える。本書にはないが「意識高い系」の人々がSDGsバッジをつけていたり、レジ袋有料義務化でもデタラメなことをしてきた環境省が旗振り役をしているのも胡散臭い印象を与える理由だと思う。そもそも「地球温暖化」しているのか、その原因がCO2なのかにも疑問があるので、日本としてはのめり込むのではなく「柳に雪折れなし」の態度で取り組んでいくべきだと思う。

  • Y2K☮

    ある意味、全て地続き。SDGs、ダイオキシン、脱炭素、mRNAワクチン。特定の人だけが得をするビジネスを誰も反対できない全人類共通の正義みたいに美化。多くのメディアや専門家は連中の手先。矛盾と欺瞞は決まり文句の美辞麗句と同調圧力で押しつぶす。環境保護のためのメガソーラーがまさに環境を破壊している事実を覚えておく。原発をやめた後の代替案に納得し、国産や養殖の実態も勉強になった。なのに遺伝子組み換え作物を推奨するのが解せない。現時点では人体への影響はないという理屈は著者が批判している連中のそれと同じなのでは?

  • Minamihama

    一部間違った記述はあるものの大筋では正しいことを言っている。 間違った部分の指摘:江戸が究極のサステナブル都市だった。→東海道53次に現れるはげ山をどう説明する。糞尿のリサイクルが清潔?等々。

  • 金吾

    あまりにも綺麗事ばかりで実現性に乏しいのかなと思えるSDGsに胡乱臭さを感じていますので、著者の言っていることは根拠不明ながら理解しやすかったです。メインではないにもかかわらず漁業の話は衝撃的でした。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items