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人生に「意味」なんかいらない

池田清彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784866802473
ISBN 10 : 4866802472
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan

Content Description

現代人を呪縛する「人生指南」を生物学や科学哲学などの観点から喝破!

目次 : 私が「人生に意味はない」と考えたわけ―まえがきに代えて/ 第1章 人生に意味はなくても楽しく生きられる/ 第2章 資本主義思考と意味の呪縛/ 第3章 本当はたくさんある意味不明な生物の形質/ 第4章 「無意味」への恐怖を克服しよう/ あとがき―意味などないけど楽しく生きよう

【著者紹介】
池田清彦 : 1947年、東京都生まれ。生物学者、評論家、理学博士。東京教育大学理学部生物学科卒業、東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学。山梨大学教育人間科学部教授、早稲田大学国際教養学部教授を経て、山梨大学名誉教授、早稲田大学名誉教授、TAKAO599 MUSEUM名誉館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • booklight

    おっさんの戯言が、玉石混交でかたられるが面白い。生物学者なので虫や動物の例を挙げて、奇妙な形の生物に、意味はないし、あるように語られるのも、後付けただという。ナマケモノがいきのこったのは、最適化したからでなく、たまたま。そんなもんだろう。利他主義は全体主義につながる、というのもなるほど。社会主義や共産主義も、理念としては利他から始まっているしな。とはいえ、養老さんと話したとか、サイボウズの社長と話したとか、どうでもいい与太話もあり。せっかくの面白いテーマなのにもっと掘り下げられるでしょうに。口述筆記かな。

  • チャー

    生物学者の著者が物事の意味についての考えを綴った本。現代の人々はあらゆることに意味を求めすぎているが、意味などなくてもそこに存在する、ただ楽しむという視点でも良いと伝えている。意味を求めることに囚われすぎると、悩むばかりで今を楽しめないという指摘は確かにと納得。いっそ意味などないと割り切って感性を大事にしたほうが良いという指摘は凝り固まった視野を広げるための良い気づき。本当の自分ではなく適応できる場所を探せという生物学者の視点も含んだ指摘はなるほどと頷く。効率や役に立つことを求めすぎないことも大切。

  • あゆお

    最近流行りの、楽に生きる系エッセイかと思ったら全然違った。生物学的な話はへぇーと軽く流してしまいましたが、一応記録…。「努力すれば何でもできるとか、夢をあきらめてはダメだ、みたいな教育を子どもたちにするけど、自分に向いていなかったり、コストをかける割には得るものが少ないと思えてきたら、途中で損切りしなければいけないことがあることも教えるべきだ。そうしないと、他の可能性の芽までどんどんと潰すことになる。」人生に意味なんか必要ないというのは私も思うけど、それと死にたいことは別だとも思う

  • そね

    何かと意味を求めちゃうなと思って何気なく購入。読んでてなんか聞いたことある話口調が出てくるなと思ったらホンマでっかTVに出演してる池田先生だった。正直虫は嫌いだから途中ちょっと読むのもイラストを見るのも嫌だったけど興味深かった。生物の話から人間の話に繋げていくと不思議と説得力がある。資本主義も宗教も科学も農耕も意味を追い求めていくと行き詰まっていく。意味なんて求めないで楽しければいいと思いたいけどただ楽しむだけじゃいけないって思っちゃってる時点で資本主義に取り込まれているのか?池田先生の本もっと読もうかな

  • コピスス

    「意味のある生き方」とか「役に立つ生き方」など気にせず、自分が楽しいと思う人生を歩むことが大切。「自分は役に立たない無駄な存在だ」と思い詰めてる人は、1つの視点から見て無駄だと判断しているだけで、見方を変えたり、時間軸や環境が変われば、全体にとってものすごく必要な人材かもしれない。人生を悲嘆してしまっている人が読んだら、楽に生きていいんだなーと思える本だと思う。個人的には池田清彦氏が、コロナワクチンや健康診断を否定的に見ているところがちょっと意外で嬉しかった。

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