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ISBN 10 : 479110496X
Content Description
近年、心の健康についての関心が高まってきている。しかし心の健康を定義することは容易ではない。それは文化や時代を越えて普遍的に定義することができるのだろうか。また現代はストレス社会であり、心の病気が増えていると言われているが、それは事実なのか。さらには心の健康とは心の病気がないことと同じ意味なのか…。また一方、現代はたくさんの人々が文化を越えて移動しているが、心の健康にどのような影響を与えるのか。このように、心の健康についての数々の疑問が未解決のまま残されている。本書はこれらの重要な疑問について、主に文化精神医学の視点から一般の方にも理解できるようわかりやすく論じる。
目次 : 第1章 心の健康とは(心の病気は本当に現代に多いのか/ 心の病気の発生は国や地域によって異なるか ほか)/ 第2章 精神保健についての基本知識(精神保健の概要/ 精神保健の意義とその歴史的発展)/ 第3章 文化と精神障害(精神障害者の数は増えているのか/ マスローの欲求階層説 ほか)/ 第4章 現代における異文化適応と不適応(健常者にみられる文化受容過程/ 移住者にみられる精神障害の諸特徴 ほか)/ 第5章 異文化適応と精神障害(移住者の精神障害/ 中国帰国者の心理的適応過程 ほか)
【著者紹介】
江畑敬介 : 江畑クリニック院長。医学博士。1965年金沢大学医学部卒業。1970年金沢大学大学院修了。1971〜1974年富山県立中央病院神経科医員。1974〜1977年米国にて精神科臨床研修医修了。1977〜1983年東京都精神医学総合研究所社会精神医学研究員。1983〜1989年東京都立松沢病院精神科医長。1989〜1996年同部長。1996〜2001年東京都立中部総合精神保健福祉センター所長。2001年以降江畑クリニック院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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