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原爆と俳句

永田浩三

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784272502196
ISBN 10 : 4272502190
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : はじめに 生と死を詠う世界/ 第1章 原爆俳句までの軌跡/ 第2章 第二芸術論の衝撃/ 第3章 ヒロシマを詠む/ 第4章 ナガサキを詠む/ 第5章 東京から原水爆を詠む/ 第6章 表現者たちの格闘/ 第7章 沖縄と福島/ 第8章 原爆と川柳

【著者紹介】
永田浩三著 : 1954年大阪生まれ。東北大学教育学部卒業。1977年NHK入社。ラジオドキュメンタリー『おじいちゃん、ハーモニカを吹いて』で芸術祭賞・放送文化基金賞を受賞。ディレクターとして『ぐるっと海道3万キロ』『ドキュメンタリー’89』『NHK特集』『NHKスペシャル』などを担当。プロデューサーとして『クローズアップ現代』『ETV2001』などを制作。菊池寛賞を共同受賞。2009年から武蔵大学社会学部教授。江古田映画祭実行委員会代表、高木仁三郎市民科学基金理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 明るい表通りで🎶

    俳句は、わずか17の音で構成される詩。そのあまりの短さゆえに、俳句の周囲の時空間は逆に広くかつ大きい。一本の木のような俳句が立っていることで、それをとりまく時間や空間の巨大さ、途方もない永遠性が浮かび上がる。この本のテーマは原爆という人類の課題に対して、俳句がどのように向き合い、闘いを挑んで来たかを問うもの。被爆者たちの叫びと祈りを籠めて。

  • どら猫さとっち

    今も昔も、俳句はその詠む人の想いや感情を表現するアイテムとして、親しまれている。今から80年前、日本に原爆が投下された。広島や長崎で、多くの死者や被爆者を出した。亡き人の悲しい想い、被爆者として生きる苦しみや絶望、戦時下の社会の憤り…。その想いを五七五で描いた人たちと、その背景を描いたルポ。今年で80年になる今、俳句を通して、戦争という悲劇の重さや痛みを、本書で分かち合うことが必要ではないだろうか。

  • Koji Harasawa

    すごい仕事をしなすった。原爆をめぐる文芸や記録は様々あるが、17文字しかない俳句だからこそ迫ってくる力を強く感じた。核廃絶は成されていないし、今も核が使われる脅威はある。原発は再稼働されているし、核兵器が安上がりだとほざく政治家もいて危険がいっぱいだ。それでも核兵器が使われてこなかった。それには俳句も間違いなく力を発揮している。紙と鉛筆があれば誰にもつくれる文芸だからこそ、その力を持てたのだと思った。強い。

  • 鈴木双葉(全日本目が死んでる団団長)

    「原爆へ竹槍しごいた愚かしさ」「あやまちはくりかへします秋の暮」うまいこと言うなあと感心(してる場合か)。

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