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京大地理学者、なにを調べに辺境へ?

水野一晴

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784860647636
ISBN 10 : 4860647637
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

地理学者はいったいどんな研究をしているのでしょうか?そしてどんなことを明らかにしてきたのでしょうか。地理学の研究の要はフィールドワークです。本書は、これまで50ヵ国以上を訪れた地理学者の京大名誉教授が、調査・研究のために旅して得られた地理学的知見を、現地で遭遇した様々な体験を交えて語った「実録・フィールドワーク」です。アフリカ・南アメリカ・太平洋の島々・インド奥地などを訪れ、ふつうに暮らしていては体験できないフィールドワークの現場を描きつつ、自然・文化・社会の実態を明らかにしています。強盗に遭ったり、車が横転したりしながらも、好奇心のおもむくままに調査・研究に突き進んだ著者の悪戦苦闘のフィールドワーク冒険記です。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • TATA

    京大の地理学の先生が院生を引率しながら世界中のアチコチを飛び回るお話。地勢、歴史、民族、時には宗教にも首を突っ込み学問としての底の深さには驚かされるが、それよりもアフリカや南米、アジア諸国の農村で研究として6ヶ月とかの期間生活する院生さんたちの逞しさ!住んでた家の写真を見ると、、、私が親ならやめてくれとか言いそう。女子院生もいるわけで、うーん。事故、入院なんてのも結構描かれてるし。でもザンジバルとレソトは一度行って見たいなあ。

  • 宇宙猫

    挫折。見たものあったことを全部書く純文学のような文章が苦手。

  • noko

    地理学者の人は周りにいないし、私は地理をとった事が一度のないから未知でしたが、こんなフィールドワークをしているのだと初めて知りました。カメルーン北部は地質によって家のつくりが違う。岩があるかないかで、岩があれば岩盤の上に家を建てる。ないと泥を固めて日干しレンガを使う。カプシキ地方では、カニ占いでなんでも決断する。人生をカニに任せていいの?フィールドワークは、結構命懸け。辺境を訪ねるので、基本的に四駆車を手配し、そこまで運転してくれる現地の人(通訳してくれると有り難い)を探し出かける。運が悪いと事故に遭う。

  • たかぴ

    現地で調べるのはこんなに大変なんや。ド派手な車両事故しててよく生き残れたわ。

  • お抹茶

    ナミビアなどのアフリカを中心に,ヒマラヤ,南米などのフィールドワークを語る。事故,九死に一生を得た経験など強烈なエピソードが多く,何の研究の話なのか忘れてしまう。テントで強盗に襲われた学生や,高床式のトイレで高温発酵される堆肥に手を突っ込んで温度を測る学生も。ケープタウンにはケープ植物界という極端に狭い植物区界があり,固有種も極めて多い。冬季の降水は規則的で年変動が少なく,夏季はほとんど降水はないが霧が発生して著しい乾燥を防ぎ,比較的短い寿命で世代交代が可能で,多年生植物の規則的な種子生産・定着も可能。

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