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世界と日本の地理の謎を解く Php新書

水野一晴

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569849485
ISBN 10 : 4569849482
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
May/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ナミビアに広がるナミブ砂漠は世界一美しい砂漠として知られる。海岸付近の砂は白いが、内陸部になると赤味を帯びる。なぜ砂が赤くなるのか。また、この砂漠はいかにしてできたのか。鳥取砂丘との共通点は?著者は調査・研究で、南アルプス、桜島、スイスの氷河、キリマンジャロ、さらにはイースター島やマダガスカルなどなど、日本全国津々浦々と海外50か国以上を訪れた経験を持つ。本書は著者が現地で出くわした地理の不思議を、現地調査や文献調査によって謎解きをし、記述したものである。「そうだったのか!」という感激が伝わる知的興奮の一冊。

目次 : 第1章 フィヨルドはどのようにしてできたのか?―ノルウェー、ニュージーランド、日本のリアス海岸/ 第2章 火山島誕生後、島はどのように森に覆われていくのか?―ハワイ、桜島、雲仙普賢岳/ 第3章 砂漠の砂丘はどのようにしてできたのか?―ナミブ砂漠、カラハリ砂漠、鳥取砂丘/ 第4章 温暖化は、高山の氷河や生態系、住民生活にどのように影響を及ぼすのか?―ケニア山、キリマンジャロ、北アルプス、南アルプス、中央アルプス/ 第5章 日本の平野に築かれたお城や海外のお城の地形的共通点は?―江戸城、名古屋城、大阪城(真田丸)、ドイツの城/ 第6章 なぜ、そこに山があるのか?―富士山、アポイ岳、早池峰山、南アルプス、中央アルプス、北アルプス、丹沢山地、比叡山、比良山地、大文字山、吉田山、ヒマラヤ、エベレスト、キリマンジャロ、ケニア山、ルウェンゾリ山地/ 第7章 なぜ、イースター島、ハワイ、マダガスカルは1万キロも離れているのに言葉が似ているのか?/ 第8章 なぜ世界どこでも山が信仰の対象になるのか?―御嶽山、愛宕山、ヒマラヤ、ケニア山、アグン山(インドネシア・バリ島)、アンデス

【著者紹介】
水野一晴 : 京都大学大学院文学研究科地理学専修・教授。理学博士。1958年名古屋市生まれ。名古屋大学文学部地理学専攻卒、北海道大学大学院修士課程修了、東京都立大学大学院博士課程修了。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科助教授などを経て現職。専門は自然地理学(植物地理学)だが、人文地理学や人類学的調査も行っている。これまで調査・研究で世界50か国以上を訪れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 雲をみるひと

    一般的に関心が高そうなトピックを中心とした地理学各論のような本。取り上げられているトピックは見たことがあるものが多かったが、地理の専門家目線には触れたことがなかったので参考になった。

  • koji

    水野一晴先生のブラタモリの登場曲は「金曜ロードショー」のテーマ曲。これは、映画評論家故水野晴郎先生に親近感を抱いてとのこと。一晴先生は、私のように地理に詳しくない者向けに肩の凝らない地理入門書も書いてくれています。本書も鳥取砂丘の誕生(花崗岩の風化)、江戸城・名古屋城、大阪城の地形的立地(台地の端)、北アルプスの氷河(雪線の位置の変化)、富士山の特異性(3つのプレートの会合)、雲仙普賢岳の噴火による植生変化(キイチゴ類の発芽)、エベレストはなぜ8848mか(対流圏と成層圏の境界)等興趣が尽きません。良書

  • タカボー

    砂漠はどこから来たのか。単純に考えると、未来になればなるほど岩はどんどん減って、砂はどんどん増えることになる。また温暖化と言っても街に暮らしている限りそれほど実感はない。でもキリマンジャロの山頂の写真を見ると歴然の差。自分が生きている間だけで地球がこんなに変わっているなんて、まるで嘘のよう。そしてなんだかんだ言って一番興味深かったのは山手線の駅の高低差。新宿は高いだろうな、と思っていたけど案の定高かった。中央線の車窓からビル群を見ると、宙に浮いてるように見えるもの。もっと東京歩いた方がいいな。

  • nagata

    やっぱり、人間はどんなに都会に住んでいても、地形的な条件から無関係ではいられないんだな、と思わずにいられない本。新書版にしては、かなりの本格派。

  • siomin

    世界と日本の地理について解説した新書。ちょっと高度だけど,山手線の駅の位置を例に東京の地形や成り立ちを解説するなど,身近な例を用いて解説しているのは好感します。新学習指導要領では高校地理も必修になるので,広く地理に興味を持ってほしいと著者が力が入っているのが伝わってきます。地理に興味を持ったら,特徴的な地形のところに出向いて観察すべし。

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