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あの日、陽だまりの縁側で、母は笑ってさよならと言った アルファポリス文庫

水瀬さら

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784434282492
ISBN 10 : 4434282492
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

自由奔放で身勝手な母に嫌気が差し、田舎を飛び出してひとりで暮らしてきた綾乃。そんな綾乃の家に、ある日突然、母の珠貴が押しかけてきた。不本意ながら始まった数年ぶりの母娘生活は、綾乃の同僚若菜くんや、隣の家の不登校少女すずちゃんを巻き込んで、綾乃の望まない形で賑やかになっていく。相変わらず自分中心の母に、綾乃の苛立ちは募るばかり。けれどある時、母の抱える重大な秘密を知り、綾乃は言葉を失う―不器用な母と娘が織りなす、心震える再生の物語。

【著者紹介】
水瀬さら : 2009年からウェブで小説の執筆をはじめる。多くの読者に支えられ、2018年、「あの日、陽だまりの縁側で、母は笑ってさよならと言った」で出版デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希

    私も、幼い頃母との時間が少なくて、祖母と曾祖父と一緒に過ごすことが多かったです。だからこそ、この作品に出てくる娘のあやのの気持ちがとてもよく分かりました。

  • なみ

    ある日、綾乃の家に母の珠貴が押しかけてきて、突然の同居生活が始まる。 互いを想う気持ちがすれ違ってしまっていた、不器用な娘と母の、再生の話。 綾乃の同僚の若菜くんが素敵です。彼の存在の安心感がすごい。 容赦なく残酷さを突きつけてくるストーリー展開とは裏腹に、とても暖かくて優しく、心が満たされる物語でした。

  • 優希@低浮上にするかも

     この本を読んだ後、誰かにおすすめしたくなるような本だと思い、母にこの本を貸しました。この本は、私が小学生だった時と似ているように感じる本でした。私の母は、女手一つで私を育ててくれました。仕事も忙しくて、私と話す時間も無く、私が休みの日も母は仕事で中々休みが一緒という時が無くて、祖母と曾祖母と一緒にいる事が多くて、寂しい思いをしていたのを思い出しました。母が病気してから、仕事も辞めて療養していたため、前のように親子の時間を過ごせないということも無く、楽しく親子の時間を過ごしています。

  • siro

    ★★★★★+/温くて心地よい。感動は必至。こういう小説が読みたかったのだと、そんな風に思わせてくれるような優しさが込められた本だった。まず、主人公の母親が良い母親ではなかったことは前提として、それでも彼女は良い人だと言い切れるような人物像が面白い。あらすじを読んでいなければ、序盤は母に対してイライラが募っていただろうが、若菜くんが登場してからは、もう病気関係なしに母親の人間性にまるまる取り込まれてしまった。「いつかなんとかなるさ〜」方針の母親と、「早くなんとかしないと」と思ってしまうまじめな性格をした

  • Ssai

    自由な母親に嫌気がさし、田舎を出て、親しい人も作らず暮らしてきた主人公の前に、突然母親が現れた。 読みやすく、読後も良い。

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