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イノベーションの理由

武石彰

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784641163928
ISBN 10 : 4641163928
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

イノベーションをいかに実現するか。革新的なアイデアや技術は、不確実であるがゆえに社内外で理解されにくく、抵抗や反対に遭いやすい。どのようにそれらの壁を乗り越え、新しいアイデアや技術を具体的な製品やサービスとして事業化し、経済的な価値をもたらす成功へと導くのか、大河内賞を受賞した23のケースから明らかにする。

目次 : 分析・理論篇(イノベーションはいかに実現されるのか/ 分析の題材―大河内賞受賞事例/ 大河内賞受賞事例にみるイノベーション実現のプロセス/ 革新への資源動員の創造的正当化/ イノベーションをいかに実現するか/ さらなる理解に向けて/ イノベーション・プロセスの統合的理解に向けて)/ 事例篇(花王―アタックの開発、事業化/ 富士写真フイルム―デジタルX線画像診断システムの開発、事業化/ オリンパス光学工業―超音波内視鏡の開発、事業化/ 三菱電機―ポキポキモータの開発、事業化/ セイコーエプソン:自動巻発電クオーツウォッチの開発、事業家/ 松下電子工業:GaAsパワーモジュールの開発、事業化/ 東北パイオニア/パイオニア:有機ELの開発、事業家/ 荏原製作所:内部循環型活動層炉の開発、事業化)

【著者紹介】
武石彰 : 京都大学大学院経済学研究科教授

青島矢一 : 一橋大学イノベーション研究センター教授

軽部大 : 一橋大学イノベーション研究センター准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • atseiji

    図書館で借りて読みました。事例からイノベーションごなぜ起こされたのかを歴史から振り返り解説されている。ちょっと理論のところは概念だけ理解したつもりだが、また、復習のために読んでみたい。

  • yu01

    イノベーションの成功事例は、事前に優れていると認識されていたわけではない(逆に言えば、最初から社内でも社会でも広く認められるプロジェクトはイノベーションとならないのが通常!)。だからこそ、推進者や管理者には経済合理性とは異なる判断基準として「固有の理由」が求められ、事業化に至るまでの資源動員の「創造的正当化」が問題になる、と。これまでの日本の大企業の「組織の重さ」や「収益化」の弱さの研究、また欧米との企業買収の制度・文化の違いを考えれば、比較事例研究としての弱さを差し引いても、十分示唆的だと思う。

  • こひた

    どちらかというとプロセスイノベーションの本。あるイノベーションに資源を集中してうまくいく過程が分析されているが、集中できずに先をこされた失敗例(iモードとか)など別方向の過程も分析してくれないと片手落ちな印象なのだが。

  • rebanira_itame_man

    イノベーションは、既存の価値観では判断できないレベルの技術革新を指す。ある天才が技術を開発したとしても、そこに(経営)資源を投じて社会に出すことができなければ、社会でイノベーションは起きない。本書は、技術開発・市場導入に対して、組織(企業)が資源を動員する過程・きっかけ・経営判断に注目して分析をした新しい視点の本。一橋大学での研究成果なので、厚い・難しい学術書だが、読みごたえがある。

  • horada

    *****

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