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ヒトがいまあるのはウイルスのおかげ! 役に立つウイルス・かわいいウイルス・創造主のウイルス

武村政春

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865811797
ISBN 10 : 4865811796
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2019
Japan

Content Description

ウイルスはわれわれ生物の創造主!?世界は未発見のウイルスで満ちており、われわれはウイルスの海の中を生きている!「巨大ウイルス」研究の第一人者が語る不思議なウイルスと進化の面白いはなし。ウイルスを知ると世界の見方が変わる!

目次 : 第1章 あなたの隣の不思議なウイルス―生物ではないのに増えていく/ 第2章 ウイルスは何をしているのか―ミニマリストで働き者/ 第3章 ウイルスと人間―毒にも薬にもなる利用法/ 第4章 ウイルスのスゴい能力―変身したり爆増したり/ 第5章 ウイルスは元は生物だった?―ありえない存在がぞくぞく発見/ 第6章 ウイルスはわれわれ生物の創造主!?―世界の見方が大転換

【著者紹介】
武村政春 : 1969年、三重県に生まれる。1998年、名古屋大学大学院医学研究科修了。医学博士。名古屋大学助手等を経て、東京理科大学理学部第一部教授。専門は巨大ウイルス学、生物教育学、分子生物学、細胞進化学。2015年に東アジア初の巨大ウイルス「トーキョーウイルス」を発見した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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 今や、コロナ!コロナ!で地球は大騒ぎ。...

投稿日:2020/04/29 (水)

 今や、コロナ!コロナ!で地球は大騒ぎ。 そんな中で「新型コロナウイルス」だけではなく、ウイルスの「殺し」方や、それが人間に発見されるまでの歴史から、どのような種類が居るのかなど、幅広いウイルスに対しての知識が得られます。 また、世の中に出回ってる「抗菌、殺菌」の多くが「効かない」理由もわかる。 中でも細菌との違いについては「細菌が、例えばリンゴの大きさなら、ウイルスは豆かコメくらいの大きさだ」と言う本文中の処には、つい思わず、そうだったのか!と言いたくなります。 また、著者のウイルス愛がいい。必ずしも「人間の側」にベッタリしてない分、何となく、今マスク騒ぎをしてるニンゲンたちをいくらかの「高み」から眺めている感じが、窮屈じゃない感じをもつ。ーーー「正しく怖がる」ためにも、おすすめ!

ネ さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Isamash

    武村政春・東京理科大教授(1969年生まれ名大医学博士)2019年著作。知らなかった巨大ウイルスは1992年始めて英国で見つかり、東アジアでは武村先生が初発見(東京ウイルス)。進化とウイルスの関係性への言及は興味深かった。巨大ウイルスはタンパク合成用tRNA合成酵素全て有するものも有るそうで、無生物ウイルスから巨大ウイルスを介して生物へ進化するとの仮説も有るらしい。また、種々の証拠(胎児側のシンチシチン細胞の遺伝子はレトロウイルス由来等)から哺乳類の胎盤形成にウイルスが関与したらしい。種形成にも関与した?

  • 月をみるもの

    前の本に比べると、内容が薄い。2018年に発見されたTupan ウィルスは、20種すべてのアミノ酸の翻訳ができるんで、ますますウィルスが生命ではない、、とは言えなくなってきてる模様。。。https://gigazine.net/news/20180308-giant-viruses-definition-life/

  • sora

    正直な話、可愛いとは思えないし、ただ感謝とも思わないけれど、悪者で憎むべき相手ではないようです。「私たち生物の創造主ということ。」と最後に筆者は締めくくっています。

  • mondo

    生物がいらない要素を削ぎ落とした究極の形がウイルスであるという説もあるらしく、ミニマルデザインにも通ずるところがあるなと感じた。【印象に残った言葉】複雑な生物ほどゲノムサイズが大きくなる傾向にありますが、大きければ大きいほど複製にも余分のエネルギーがかかるので不利になるとも考えられます。となると、ミニマリストになるほうが有利、という選択肢もありえます。もともと細胞だった生物が余計なものを捨てていって、他者の細胞頼みで感染して生きていく、という形になるのも進化です。

  • ふたば

    こういう本を読むと、この世の中に不必要なものなど何一つないのだということを、再確認させられる。人類にとって厄介な部分を持つウイルスも、個々に見れば、有益であるばかりでなく、なくてはならない重要な存在であることがわかる。いたずらに排除しようとするから、余計に関係がこじれてしまう。まだまだ、研究はどんどん進んでいくだろう。いつか、もっとうまい付き合い方を見つけられる日が来ると良いと思う。

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