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スクロール

橋爪駿輝

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062207959
ISBN 10 : 4062207958
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2017
Japan

Content Description

あの頃感じた全てがここには詰まっている―僕の部屋の隣に住む元彼の「音だけでも聞きたいの」、という女子高生が、ある日突然やってきた。―「童貞王子」。まぐれで就職できたテレビ局。希望の部署ではなく燻っていた時に、入り浸っていたバーで出会った菜穂と付き合うことになるが、ある事件取材をきつかけに俺たちの関係は変わっていってしまう。―「スクロール」。表題作を含む、青春まっただなか、全力疾走な全5篇収録!

【著者紹介】
橋爪駿輝 : 1991年熊本県生まれ。横浜国立大学卒業後、都内企業に就職し、現在も勤務。『スクロール』が処女作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ami*15

    どストレートな感情でどこか憎めない登場人物たちに好印象を持ちました。突然訪れた知人の自殺。特別交友のない相手だとしても知っている人が亡くなってしまったら悲しいし、「相手が死んでから距離が縮まるってことも、あると思う」というセリフに関してもわかるところがあるなと思いました。強烈な短編多めの中で私が特に面白いと思ったのは1話目の『童貞王子』。女子高生のハルが忘れられない元彼の記憶と決別していく過程はなかなか印象強いものでした。多少のもやもやは残ったけど、雰囲気は好みなので同作者の次作も読んでみようかと思う。

  • 踊る猫

    なんだかんだ言ったってゼータク言わなきゃ食って行けるし、でも悩みと無縁なわけでもないし、ただとんでもない幸せが欲しいわけでもないし……とまあ、拗らせたモラトリアム気分が全開となった一冊。ある意味ではまさに「今」を切り取った一冊と言っても良いのだろう。それでいてこれ見よがしな「現代風俗」を取り入れまくったような力みがない。それを肯定的に捉えるかどうか? なんだかフィッシュマンズの音楽でも聴いているような心地好さと好ましさを感じた反面、もう一工夫欲しい感じも。突出した特徴を際立たせれば化ける作家かなと思われる

  • かば

    1年ぶりに読んだけれどもやっぱり良いんだよな。語り口の同時代的リアリティが物語の間口を広めているし、物語そのものもどこか引っかかるものを残してくれる。なによりラストの別れに心が騒つく。

  • きたさん

    一編一編はそこまで感じなかったのだけれど、連作短編として見てみると朝井リョウっぽさを感じてしまい、そうなると物足りなさを感じざるを得なくなってしまった。どのベクトルでもいいので、突き抜けたものがほしかった。ただ、読みやすいのは確か。読書初心者におすすめしてもいいかな、と思いました。

  • かば

    n回目の読了。青春の黴臭さや湿っぽさをカラッとした文体で駆け抜ける名著。読書人の間でもほとんど話題になることはないが、自分にとって大事な一冊。

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