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誘拐屋のエチケット 講談社文庫

横関大

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065293195
ISBN 10 : 4065293197
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan

Content Description

クールなベテラン誘拐屋の田村は新人誘拐屋の根本とバディを組むことに。世話焼きで涙もろい根本は、自らが誘拐した人物の人生相談に乗ってしまい、いつの間にか二人は関係のないトラブルに巻き込まれていく。だが、すべては田村の秘めた過去につながっていた―大団円に驚く読者が続出した感動の連作小説集。

【著者紹介】
横関大 : 1975年静岡県生まれ。武蔵大学人文学部卒業。2010年『再会』で第56回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • いこ

    わく・わく。どき・どき。なんて楽しいんだ!本を開いたら最後!頁を繰る手が止まらない。間違いなく「夜更かし本」。うっかりしたら「徹夜本」になるだろう。主人公は「誘拐屋」田村健一。通称タムケン。クールで無口で一匹狼。狙った獲物は一発で仕留める。(誘拐)業界第二位の男。伊坂作品の「黒澤」みたいな雰囲気。ある日、仕事を回してくる組織から、変わった新人の指導を押し付けられる。その新人「根本」は涙もろい人情家。誘拐した相手が可哀想だと泣きだしてしまう。だけど、この根本の本当の姿は…。衝撃!ラストで物語がひっくり返る!

  • Ikutan

    誰にも知られることなく対象者を誘拐し、依頼人に引き渡す。暴力団や政治家、更には警察からの依頼で、犯罪である誘拐が、裏社会ではビジネスとして成り立っているという。そんな誘拐屋のお話。横関さんですから、今回もぶっちぎりのキャラ。クールなベテラン誘拐屋の田村と世話好きで涙もろい新人の根本。根本と組むことでなぜか、誘拐した人物の人生相談に乗り、トラブルに巻き込まれる田村。一つ一つのエピソードも楽しいけれど、最終話でパズルのように繋がって、意外な大逆転が。感動的な大団円のラストに泣けた〜。そっか、神様は休暇中(笑)

  • 10$の恋

    お見事!と拍手を送るラスト。7話の連作、クールなのにお節介で世話焼き「誘拐屋」の"田村"と、人情家でスカタンの見習い助手"根本"が 次々にトラブルを解決しちゃう。せっかく拉致したターゲット、誘拐依頼主に引き渡せば済むことなのに、首を突っ込むんだよなぁ。ご都合主義の展開はウエハースを噛じるようにサクサク進み、(アハ、良かったね)と笑える。ところがこれ全部が、過去に起きた大事故の精算に繋がっていく。スカタン"根本"の正体判明と、被害者の深い恨みが一気に溶けるエピローグ、心地よくエンタメを楽しませてもらったよ。

  • カブ

    クールなやり手の誘拐屋、田村と涙脆い見習いの根本のコンビが関わる7件の誘拐。最後まで読むと...。極悪非道な犯罪の誘拐がビジネスで浪花節的。最後まで読んでスッキリ。

  • イオちゃん

    田村健一は、裏稼業の誘拐屋。組織から仕事を受け、スマートに拉致して、指定場所にデリバリー。通常単独で仕事をしていた田村が、新人の根本とコンビを組まされる。涙もろくて、余計な事をする根本に最初はイラッとしたけれど‥。最後に全ての繋がりが見えてくると、納得!中々面白かった。タムケンと根本のその後の話も読みたくなる。続編、お願いします♪

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