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遵法責務論 法哲学叢書

横濱竜也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784335300950
ISBN 10 : 4335300956
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2016
Japan

Content Description

遵法責務問題を考えることは本当に必要なことなのだろうか。そもそも、法が不正であるにもかかわらず、それに従う道徳的義務があるとはいったいどういうことなのか。それらの問いに真正面から挑み、遵法責務の正当化根拠を鮮やかに示す。

目次 : 序論―理論的前提/ 第1部 法概念と遵法責務―法服従の合理性から法内在的価値へ(法は権威である/ 法は権威ではない―自然法論からの権威論批判/ 最小主義/ 純一性論―法の誠実性と正義/ 法内在的価値)/ 第2部 政治的責務論(同意理論/ 連帯責務論/ 帰結主義的正当化/ 公平性論/ 正義の自然的義務論/ 統治者に対する敬譲)

【著者紹介】
横濱竜也 : 1970年大阪府生まれ。1995年東京大学文科3類(政治コース)卒。2008年東京大学大学院法学政治学研究科基礎法学専攻博士課程修了。博士(法学)。2009年首都大学東京都市教養学部法学系助教。現在、静岡大学学術院人文社会科学領域准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヨシツネ

    勉強になった

  • すずき

    前半は遵法責務論を通じ法概念論も概観できて良かった。後半は政治的責務論に立ち入るがやや検討が甘く、他説の批判においても瀧川の「国家の哲学」の方が詳細でよい。カントの法論についても特に検討がない点と、敬譲論が本当に個別性の問題や公平性論に対する利益の押し付け批判を回避できるのかどうかも検討が甘いように感じた。また敬譲論から導き出される民主制の手続きの優越性は、あまりにも素朴な有権者像や、政治過程像を前提にし過ぎており、私見としては非合理・無知蒙昧な市民像をも射程に入れた正当化が必要なように思う。でも良い本。

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