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ヴェネツィアとラグーナ 水の都とテリトーリオの近代化

樋渡彩

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784306073357
ISBN 10 : 4306073351
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2017
Japan

Content Description

共和国時代の栄華をいまも感じさせる水の都・ヴェネツィア。チッタ・ウニカ(唯一の都市)と呼ばれたそのまちなみは、世界中から多くの人を惹きつけ、魅了してやまない。しかしこの街もまた多くの都市と同様に近代化の波を受けてきた。ヴェネツィアが都市構造を大きく変えた19世紀から20世紀に着目し、発展過程をラグーナ(潟)の環境と一体的に捉えた、新たな空間形成史。

目次 : 1章 水都ヴェネツィア研究史(ヴェネツィアの建築史・都市史/ ヴェネツィア研究の発展 水都への関心/ ヴェネツィアの都市とラグーナの環境維持と保全/ ラグーナに関する研究 ラグーナに浮かぶ島々/ ヴェネトに関する研究/ 舟運に関する研究)/ 2章 水都ヴェネツィアの近代化(ヤコポ・デ・バルバリの鳥瞰図から読む水都ヴェネツィアの空間構造/ 19世紀の歩行空間の整備/ 近代化による都市の発展と舟運が果たした役割/ 19世紀のフローティング水浴施設/ 水辺に立地したホテルと水上テラスの建設/ 近代港湾の誕生から再生)/ 3章 ラグーナの空間変遷史(ラグーナの水環境/ アックア・アルタの歴史と対策/ ラグーナに浮かぶ島々の役割/ リドの開発史/ ラグーナ周辺の開発/ ヴァッレ・ダ・ペスカ)

【著者紹介】
樋渡彩 : 1982年広島県生まれ。2006年イタリア政府奨学金留学生としてヴェネツィア建築大学に留学。2009年法政大学大学院修士課程修了。2011‐2013年日本学術振興会特別研究員を経て、2016年法政大学大学院博士後期課程修了。博士(工学)。専門はイタリア都市史。現在、東京芸術大学教育研究助手、法政大学エコ地域デザイン研究センター兼任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • アメヲトコ

    水都ヴェネツィアの都市史研究。前半部は主として本島の都市形成史、後半はそこから周辺のラグーナ(潟)へと話は拡がります。本島とそれ以外の島との光と影の関係が興味深いところ。地理条件がかなり特殊なので、実際に行ったことがあるとイメージしやすいのだろうなとも思いますが、非常に豊富な図版と写真がある程度助けになります。

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