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ISBN 10 : 4306073351
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共和国時代の栄華をいまも感じさせる水の都・ヴェネツィア。チッタ・ウニカ(唯一の都市)と呼ばれたそのまちなみは、世界中から多くの人を惹きつけ、魅了してやまない。しかしこの街もまた多くの都市と同様に近代化の波を受けてきた。ヴェネツィアが都市構造を大きく変えた19世紀から20世紀に着目し、発展過程をラグーナ(潟)の環境と一体的に捉えた、新たな空間形成史。
目次 : 1章 水都ヴェネツィア研究史(ヴェネツィアの建築史・都市史/ ヴェネツィア研究の発展 水都への関心/ ヴェネツィアの都市とラグーナの環境維持と保全/ ラグーナに関する研究 ラグーナに浮かぶ島々/ ヴェネトに関する研究/ 舟運に関する研究)/ 2章 水都ヴェネツィアの近代化(ヤコポ・デ・バルバリの鳥瞰図から読む水都ヴェネツィアの空間構造/ 19世紀の歩行空間の整備/ 近代化による都市の発展と舟運が果たした役割/ 19世紀のフローティング水浴施設/ 水辺に立地したホテルと水上テラスの建設/ 近代港湾の誕生から再生)/ 3章 ラグーナの空間変遷史(ラグーナの水環境/ アックア・アルタの歴史と対策/ ラグーナに浮かぶ島々の役割/ リドの開発史/ ラグーナ周辺の開発/ ヴァッレ・ダ・ペスカ)
【著者紹介】
樋渡彩 : 1982年広島県生まれ。2006年イタリア政府奨学金留学生としてヴェネツィア建築大学に留学。2009年法政大学大学院修士課程修了。2011‐2013年日本学術振興会特別研究員を経て、2016年法政大学大学院博士後期課程修了。博士(工学)。専門はイタリア都市史。現在、東京芸術大学教育研究助手、法政大学エコ地域デザイン研究センター兼任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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