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巡査長 真行寺弘道 中公文庫

榎本憲男

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122065536
ISBN 10 : 4122065534
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ベテランの捜査一課ヒラ刑事・真行寺は、介護施設で起きた死亡事件の捜査中、自称・ハッカーの黒木と親しくなる。続く元警察官僚の議員変死事件で、背後に蠢く巨大組織の臭いをかぎ取った真行寺は、黒木の力を借り真相に迫るが―。ゲノム編集など幅広くリアルな知見に裏打ちされた、圧倒的なスケールの痛快娯楽大作登場!文庫書き下ろし警察小説。

【著者紹介】
榎本憲男 : 1959年和歌山県生まれ。大学卒業後、西武セゾングループの文化事業部、その後東京テアトルにて映画事業に携わる。劇場支配人、番組編成担当、プロデューサー等を務め、退社。2011年、監督デビュー作『見えないほどの遠くの空を』が公開されるとともに、同作の小説を執筆。16年『エアー2.0』が大藪春彦賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • papako

    なんでか気になって。53歳巡査長の真行寺、それでも捜査一課で刑事をやっている。趣味のロックを聴くために真空管を買いに行った秋葉原で1人のハッカーに出会う。2人はホテルで死んだ政治家の謎をおう。国民総情報化を巡る陰謀と、人を丸裸にするような情報戦で戦う。もちろん事件は握りつぶされるが。。。自由とは?ロックや音楽論を交えながら、哲学的なやり取りも交えて物語は進む。面白いんだけど、政治論とか振りかざされると萎える。海外の刑事小説みたいな感じね。続編はいいかな。

  • ナミのママ@低飛行中⤵️

    『DASPA』が面白かったので積んでいたこちらのシリーズも読んでみました。捜査一課のシリーズもの…どれも似たような話かとあまり期待していなかったけど。なかなか不思議な魅力があり、最後まで飽きずに楽しめた。事件のスケールも、奇想天外な行動も、ありえないだろうけど、それがまた面白い。続いているシリーズなのも納得。追いかけてみたい。

  • つねじろう

    はい大変ユニークなお巡りさんです。警視庁捜査一課で50過ぎても巡査長。おっこれは新宿鮫バージョンかと思いきや自由を身上とする生き方の問題でそれを失わないために昇進試験は受けない。そんな結構ナマケモノ的な人物です。実際サボるし遅刻もします。それでいて難事件を解決したりするのでまあやっかいな存在なのです。大のロック好きでオーディオマニアなところから天才ハッカーと出逢ったりして物語はどんどん膨らみ味のあるキャラが周囲を固め始めます。妄想推理がことごとく当たってしまうご都合主義に呆れながらも予想外に楽しめました。

  • しょう

    自身の自由の獲得のために巡査「長」というヒラの座に収まっている真行寺捜査一課内でも異端ともいえる存在で単独行動を好み、ややだらしない性格だからか上からは多少煙たがられるが、決して取っつきにくいという訳ではなく、むしろ人間味のある人物となっている。議員変死事件に関わるようになってからもハッカーの黒木の力を借りつつも捜査を続ける。事件を追うのと同時に人としての真行寺の人となりにもせまっており、こちらの方も読みごたえがある。ミステリーとしても中々のもので、壮大な話をきちんとまとめた感はある。→

  • ぷにすけ

    事件発生時の最中に、堂々と公休を取ってしまう警視庁の巡査長「真行寺弘道」。53歳にもなってヒラである真行寺だが腕がたつことで皆から一目をおかれている。「隠蔽捜査」の「竜崎所長」とまさしく正反対の性格。しかもこの男が関ってくる事件のなんとめんどくさいことか!それに引き替え音響関係のシーンの楽しいこと楽しいこと!オーディオマニアにお勧め!

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