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ブルーロータス 巡査長真行寺弘道 中公文庫

榎本憲男

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122066342
ISBN 10 : 4122066344
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

真行寺弘道は、ある理由から出世を拒否し、五十三歳ながら捜査一課のヒラ刑事だ。荒川沿いを流す真行寺は捜査員たちに出くわす。河川敷で変死体が発見されたという。やがてこの死体はインド人男性であることが判明。その死に事件性を感じた真行寺が、インドを専門とする若き研究者・時任の協力で捜査を進めると…。痛快娯楽大作第二弾!

【著者紹介】
榎本憲男 : 1959年和歌山県生まれ。大学卒業後、西武セゾングループの文化事業部、その後東京テアトルにて映画事業に携わる。劇場支配人、番組編成担当、プロデューサー等を務め、退社。2011年、監督デビュー作『見えないほどの遠くの空を』が公開されるとともに、同作の小説を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ナミのママ@低飛行中⤵️

    シリーズ2作目。主人公・真行寺のマニアックぶりに磨きがかかり、ますます個性的なキャラクター。今回の事件は河川敷で見つかったインド人の遺体。ここから宗教、カースト制度へと話は膨らむ。この作家さんの脳内は宇宙か?よくいえば読み応えありなんだけど、流し読みはできないストーリー。

  • mittsko

    シリーズ二冊目、半年で二冊出しちゃうという並外れた筆力! 私、こちらの二冊目の執筆に協力させていただいた者なんですが、利害関係抜きに、公正な感想として「大変面白かった!」です。自由を求めるロックな生き様を貫く捜査一課のヒラ刑事が、ある殺人事件をきっかけに、今回もまた人間存在の矛盾そのものであるような問題(宗教、神、生まれ、差別…)へと直面させられます。事件の謎は何であり、そこに主人公はどう迫っていくのか、ハードボイルド・ミステリ小説の快作!(*´ω`*) なお、二冊目のこちらから読んでも問題なしです!

  • 真行寺さんシリーズの2作目。宗教絡みですが、理屈っぽいですが、ぷち黒い結末ですが、面白かったです^ ^そして、同居人くんとの暮らしはどうなるのかな?不思議な魅力ですね、真行寺さん。

  • RIN

    真行寺弘道、彼は一体どこに向かい何がしたいのだろう。出世を拒否した53歳の平警官が倫理と道徳と思想を捏ねくり回して最終的に『俺は俺だ、文句あるか』と全てロックで片付ける警察小説の顔をしたファンタジー。インドで脈々と受け継がれる胸くそ悪いカースト制度に焦点をあて、神と義務に疑問を呈す。遠い異国の男には理不尽な現状を打破する力があり、更に命をかける覚悟があった。ラストは賛否あるだろうが、きっと彼はツケを払っただけだ。だからいつか真行寺もこのツケを払う日が来るだろう。人は神にはなれない。故に創造主にはなれない。

  • もえたく

    クセモノ巡査長真行寺がデカい事件を引き当てるシリーズ第2弾。今回の事件はインド人変死事件。インド専門の研究者と前作のハッカー黒木の協力を得て、カースト制にまで踏み込んでいく。「インドがイギリスから独立する時に深刻な問題に発展。イスラム教徒が自分の国が欲しいと言って譲らず、ガンディーの説得も空しく、分裂してできたのがパキスタン」なかなかミステリーにないテーマで戸惑う部分もありましたが、主人公のゆるさがアクセントとなって読まさせられます。

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