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ISBN 10 : 4818823309
Content Description
いつ、いかにして労務管理は誕生したか。その生成・定着条件、産業の社会的・歴史的現象を比較・解明し、労働の請負化や在宅化・企業外化等の現状と新たな展開を再検討する。
目次 : 序章 労務管理の生成とはいかなるできごとであったか/ 第1章 日本労務管理史研究の射程/ 第2章 フランス金属工業における熟練資格と労働者管理―熟練工システムの動揺と再編成/ 第3章 管理問題発見の主体と主観―20世紀初頭ヴィッカーズ社バロウ造船所組織調査に即して/ 第4章 工場徒弟制から「人事管理」へ―生成期ゼネラル・エレクトリック社の組織・管理問題と人材育成を中心に/ 第5章 フランスにおける「カードル(cadre)」層の形成過程/ 第6章 日本製糸業における労務管理の生成とジェンダー/ 第7章 会社徒弟制のトランスナショナル・ヒストリー―ゼネラル・エレクトリック社リン事業所からトヨタ自動車へ:1903〜70年/ 第8章 戦前期日本電機企業の技術形成と人事労務管理/ 第9章 日本の労働者にとっての会社―「身分」と「保障」を中心に/ 終章 「職業の世界」の変容と労務管理の終焉
【著者紹介】
榎一江 : 1973年生まれ。2003年九州大学大学院比較社会文化研究科博士課程単位取得退学、博士(比較社会文化)。現在、法政大学大原社会問題研究所准教授
小野塚知二 : 1957年生まれ。1987年東京大学大学院経済学研究科第二種博士課程単位取得退学、博士(経済学)。現在、東京大学大学院経済学研究科教授。主要業積『クラフト的規制の起源―19世紀イギリス機械産業』(有斐閣、2001年、社会政策学会奨励賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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