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北への旅 なつかしい風にむかって

Makoto Shiina

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569772288
ISBN 10 : 4569772285
Format
Books
Release Date
May/2010
Japan

Content Description

風景が「しん」としている。いい顔、いい笑顔がたくさんある。北東北に魅せられたシーナが、カメラ携えずんずん北へ。心癒されるフォト&エッセイ。特別取材「津軽半島ひとまわり撮影紀行」も掲載。

【著者紹介】
椎名誠 : 1944年東京都生まれ。1979年より小説や写真の作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

    【図書館本】北東北のエリアマガジン「ラ・クラ」に連載された写真とエッセイをまとめたもの。椎名さんの「みちのくひとり旅」(二人旅、三人旅もあるけれど)である。アマゾンやシベリア奥地の探検のような旅も良いが、こうした小さな旅のルポもいい。宮古の浄土ヶ浜、津軽鉄道のストーブ列車など、魅力的な場所が多い。ラーメン屋のおじいちゃん、市場で働くおばちゃん、盆踊りの娘さんたち。彼の撮った写真に写る人達の表情が実にいい。地方に行った時はその地元の市場を覗くのが面白いというが、それは当たっているように思える。★★★+

  • ぶち

    椎名誠さんが北東北(青森・岩手・秋田)を旅しながら撮影した写真に短い文章を添えた紀行文です。シーナさんの紀行文といえば『シベリア夢幻』『草の海』『パタゴニア』などを夢中になって読んでいた時期がありました。もう、何十年か前のことです。この作品は2010年の刊行。懐かしいのですが、あの頃のシーナ節はすっかり影をひそめていて、なにか寂しい気もしました。でも、シーナさんが言うように、これだけ護岸工事をしている国は世界広しといえども日本だけではないかというご意見には賛成です。-->つづく

  • takeapple

    モノクロ写真の良さが北の人や風景を写すと際立つようだ。もちろん椎名さんの文がいいけれど。 風景進化論以来のこのフォトエッセイ風のシリーズは、ちょっと人生に疲れたときに効く特効薬のようだ。若い頃なら、この後実際に列車に飛び乗っていたけれど、今はそういうわけにもいかないなあ。

  • ホークス

    2010年の作品。あとがきによると著者はこの頃、写真とエッセイの本を好んで出している。そして日本で写真を撮るなら東北、沖縄、都内の三エリアが断然いいと言っており、この作品は東北である。この本で椎名誠は、老い方について示唆してくれている様に思う。決して自説の正しさを盲信している訳ではなく、柔軟さを諦めてもいないが、最早自分の感性に言い訳をする愚は犯さない。上記の三エリアは、人間の在り方を違った角度から明らかにする場所と言える。そこで見える良きものは懐かしむが、すがることはしないのだ。

  • miwmiw

    北東北の旅エッセイ。20年くらい前に良く読んでましたが、最近の椎名さんは写真と文章というスタイルが多いんですね。巫女さんがお弁当を食べてる写真が微笑ましい。撮る対象がいいな〜と思いました。久々でも文章が頭に入りやすくて読んでて安心する。文字とイラストが意外にかわいらしかった。

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