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大和維新

植松三十里

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103520818
ISBN 10 : 4103520817
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2018
Japan

Content Description

「勤、大和の誇り忘れるべからず」師は13歳の今村勤三にそう書き遺し、天誅組と共に散った。やがて明治。維新を先駆けたはずの奈良県は廃藩置県を経たのち大阪府へと吸収され、災害復興も後回しの屈辱的地位に置かれた。議員となった勤三は師の無念と民の怒りを受け、大和の再独立のために立ち上がる。

【著者紹介】
植松三十里 : 静岡市出身。東京女子大学史学科卒業後、婦人画報社勤務、七年間の在米生活、建築都市デザイン事務所勤務などを経て、フリーランスのライターに。2003年『桑港にて』で歴史文学賞受賞。2009年『群青 日本海軍の礎を築いた男』で新田次郎文学賞を、『彫残二人』(文庫化時に『命の版木』へ改題)で中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いつでも母さん

    『大和の誇り、忘れるべからず』大和ー奈良県の事何も知らなかった私。明治維新、廃藩置県は習ったけれど、学校の授業では教えてもらわなかったこのようなことがあったんですね。今村勤三氏なんとブレない漢でしょう。そしてその妻・笹野の賢く気丈なこと・・13,4の子の想い。その頃私は何を思って過ごしていたか(汗)四男(事実は次男のようですが)荒男とその友人・富本憲吉の生涯でもあった。

  • 初美マリン

    現在の都道府県の分割になるには、それなりに大変だったことはわかった。この人の作品は苦労が淡々としていて苦労に思えない時がある、本の最初と最後の冨本憲吉と今村荒尾のエピソードは、清涼剤かな

  • ゆみねこ

    維新と廃藩置県、奈良県の独立はいかにして成し遂げられたか?とても興味深く読了しました。「大和の誇り、忘れるべからず」熱い思いを胸に戦い続けた今村勤三。明治の混乱期のことを、もっと知りたくなりました。

  • Shoji

    明治の廃藩置県で堺県に組み入れられた奈良県が、独立した県として政府に認められる経緯をモチーフにした小説です。主人公は今村勤三なる政治家・実業家。家族を犠牲にしながら、情熱と自信で苦難を乗り越えて行きます。物語は一貫して「大和の誇り、忘れるべからず」のスピリットで進んで行きます。奈良ラブの私としては、とても共感しました。

  • よこたん

    “「大和の誇り、忘れるべからず」この思いを強く持って突き進んでいけば、もしかしたら奈良県を独立させられないだろうか。” 師が、永遠の別れのきわに残していった小さな書き付けは、時に戒め時に励まし、くじけそうな心を奮い立たせ続けた。天誅組の一件、大阪府との合併、水害、大和地方を襲う試練に打ち勝つ行動力と粘り強さに感服した。そして、富本憲吉との交流に、人としての懐の深さに涙した。今村勤三という人を知ることができてよかった。地味だけれど、分かりやすい文章に引き込まれ夢中で読んだ。奈良県も大変だったんだなあ。

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