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つないだ手 沢田美喜物語

植松三十里

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569859798
ISBN 10 : 4569859798
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
August/2025
Japan

Content Description

"戦後、社会問題となっていたGIベビーを救うため、ホームを設立し2,000人を育てた女性・沢田美喜の姿を描いた感動の歴史小説。"

【著者紹介】
植松三十里 : 静岡市出身。東京女子大学史学科卒業。出版社勤務、7年間の在米生活、建築都市デザイン事務所勤務などを経て、作家に。2003年に『桑港にて』で歴史文学賞、09年に『群青 日本海軍の礎を築いた男』で新田次郎文学賞、『彫残二人』(文庫化時に『命の版木』と改題)で中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    植松 三十里、4作目です。最初は三菱Gの広報小説かと思いきや、戦後の激動の時代に困難を切り開いた一人の女丈夫の半生記、感動作でした。現代ではルックスの良いハーフは、持て囃されますが、戦後すぐは酷い差別の対象だったんでしょうね。本書で、沢田 美喜の存在を初めて知りました。 https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85979-8

  • Kei.ma

    主人公が抱擁する子は混血の子だった。厳しく見守る子は親を失った子だった。そしてその子らが卒園した後も、世界のどこに住まおうとも手を繋いでいて。終戦後に溢れた日本人女性とアメリカ軍兵士との間に生まれた子ら。その幸せを願い設立した児童養護施設、エリザベス・サンダース・ホーム。設立したのは沢田美喜。千手観音か阿修羅かというぐらいの八面六臂の活躍ぶり。読者は驚き、溜飲を下げ、感極まった。先祖から相続したかの豪胆ぶりは、成功の方程式さえ加減してくれたようで。ここにも素晴らしい日本人、とても誇らしい。

  • 檸檬の木

    読んでよかった。大磯にあるエリザベス・サンダース・ホーム、アメリカ人が置き去りにした行き場のない子どもを抱え路頭に迷う女性たちが子どもを託す施設。高い壁を幾つも乗り越え設立。世界中に巣立っていった千六百人という子どもの数に驚きました。成長した後のことも早くから視野に入れて小中学校を敷地内に作った沢田さんの功績は本当に素晴らしい。外の世界に旅立っていっても厳しい現実にぶち当たった人も多かったが、大人になった卒園生からのプレゼントの場面では思わず涙が零れた。素敵な一撮に巡り会えました。

  • 田沼とのも

    主人公である沢田美喜の視点で描かれる章と、奉公人だった奥村八重の視点で描かれる章が入り組んでいる。視点が入れ変わるので少し戸惑ったが、そのおかげで美喜の人物像が深掘りされて面白い。特に八重の視点で見る美喜の姿は、長所短所がやや客観的に描かれ、財閥令嬢の気高さ、猪突猛進ぶり、勇ましさが存分に伝わる。アメリカ中を周遊して、三男の思い出を胸に寄付を募る講演場面には涙したし、私は国連大使夫人だ!とアメリカ大使館にビザ交付を認めせる姿に勇気をもらった。ジュディと立川のバーでの再会、30本の薔薇のエピソードが感動的。

  • uniemo

    エリザベス・サンダース・ホームの設立者の沢田美喜さんの小説。以前何かでその方のことを読んだことはあったのですが詳しい生い立ちや活躍をじっくり知ることができてノブレス・オブリージュとはこういうことなのかと生き方を素晴らしく思いました。

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