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ウソをつく生きものたち

森由民

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784895317849
ISBN 10 : 4895317846
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

種の繁栄にはワケがある。約70種の生きものが登場!喰らい、逃れ、生きるために、だれをどうだます?進化ってこんなにおもしろい!

目次 : 第1章 食い残されて生き残る(わたしはそこにいません、隠れてなんかいません/ 俺にさわるとあぶないぜ/ 怪人二十面相と同業他社/ あなたの名前で出ています)/ 第2章 ウソをつくのも狩りのうち(襲う、乗っ取る、招き寄せる 攻撃的な擬態とは/ この紋所が目に入らぬか)/ 第3章 たまには卵もウソをつく(カッコウではない巣の上で/ 「音なしく」できない生きものたち)/ 第4章 ウソと希望が未来をつくる(ウソつきは社会のはじまり/ イヌと暮らせばウソにぶつかる)

【著者紹介】
森由民 : 動物園ライター。1963年神奈川県生まれ。千葉大学理学部生物学科卒業。各地の動物園・水族館を取材し、書籍などを執筆するとともに、主に映画・小説を対象に動物観に関する批評も行っている。専門学校などで動物園論の講師も務める

村田浩一 : 獣医師、博士(獣医学)、日本大学生物資源科学部特任教授、よこはま動物園ズーラシア園長。1952年兵庫県生まれ。宮崎大学農学部獣医学科卒業後、1978年から神戸市立王子動物園に勤務。2001年に日本大学生物資源科学部に着任、助教授、教授を経て現職。2011年からよこはま動物園ズーラシア園長を務める。その他、日本哺乳類学会国際交流委員、日本獣医学会評議員、盛岡市動物園アドバイザー、環境省外来生物法施行状況評価検討会委員など歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • アメイロケアリの女王がトビイロケアリの巣に近づき、働きアリを一匹殺して、体液を身体に塗りたくり、首もぎとって掲げて、番人ケアリの触角に死体アリの触角つけて「…よし通れ」って侵入して、トビイロ女王ぬっ殺して、巣を乗っ取って奴隷化するやつが一番こええよ…。おまえがエグさbPだ…。

  • 田中寛一

    「人間とちがって、他の動物はウソをつかない」。他の生き物たちもなかなかやるものです。各章のタイトルなども面白かった。「世界はウソと希望でできている」。ウソというのは「いまここにいないものを思い描く」という点で、私たちが希望を描くことができる基盤となる能力なのではないかと思う、と。餌を取るため、餌にならないため、子孫を残すため、いろんなことを思いながら生き物たちは、必死に嘘をついている。体の色や形、鳴き声。多くの生きものたちが取り上げられながら、カラー写真でももう少しあればよかったのにと残念だった。

  • 氷柱

    938作目。2月12日から。動物たちの様々な生存戦略を垣間見ることができる。誰しもが知っている内容から少しマニアックな内容まで掲載されていて、誰が読んでもおいしく味わえる作りとなっている。こちらをきっかけに参考文献にも当たってみて生物の世界に足を踏み入れるのも面白いかもしれない。世界は多様性に溢れている。

  • chuji

    久喜市立中央図書館の本。2022年5月初版。書き下ろし。生き物たちが「食べるため」「食べられないため」に身に付けた嘘や騙しのテクニックに関する蘊蓄譚。オイラは「狸寝入り」位しか真似できない。

  • せんじつ

    ほとんどは擬態の話で、穏やかな語り口で楽しく読めた。最終章はいよいよウソの話で、チンパンジーやイヌがメインで嬉しい。素晴らしきイヌよ……イヌこそ神からのおくりもの……クセノポンもそう言ってる。

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