Books

銀樹

森埜こみち

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784752011088
ISBN 10 : 4752011085
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
日下明 ,  

Content Description

家族をなくし、過酷な暮らしをおくるシン。ある日、朽葉の里に住むマボウに引き取られ、山で生活することに。マボウに憧れ、薬師になった頃、都から一人の男がやってきて、銀樹から作られた秘薬が欲しいと言ってくるが…。

【著者紹介】
森埜こみち : 岩手県生まれ。第19回ちゅうでん児童文学賞大賞を受賞した『わたしの空と五・七・五』(講談社)でデビュー。同作で第48回児童文芸新人賞を受賞。『蝶の羽ばたき、その先へ』(小峰書店)で、第17回日本児童文学者協会・長編児童文学新人賞、および第44回日本児童文芸家協会賞を受賞

日下明 : イラストレーター・グラフィックデザイナー。イラストレーションを軸に、グラフィックデザインまで手がける。個展、グループ展など、展覧会でも作品を発表。絵の制作は、Photoshopのみで制作している。また、絵と音と言葉のユニット「repair」としても活動。絵とトロンボーンを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ☆よいこ

    児童書。YA。高品質ファンタジー▽海渡(かいと)で生まれたシンは天涯孤独となり旅一座に売られたが、頭(かしら)から殴られて瀕死になる。シンは朽葉(くちば)の里から塩を買いに来ていた薬師(くすし)に救われ、山で暮らす薬師のマボウの弟子になる。死にかけたシンを救ったのは「銀樹」から作られた奇跡の薬だった。シンは一人前の薬師に成長する。ある日、海渡の薬師が奇跡の薬を求めて朽葉の里にやってきた。銀樹は持ち去られる▽216pの読みやすい分量ですがとても良質。2024.10刊

  • 雪丸 風人

    時代背景的に入り込みにくいのでは?と懸念しましたが、大間違い。とことん感情移入できる物語ですね。主人公は薬師に拾われ命をつないだ少年。親よりやさしい育て親を師として、彼が同じ道を志すのは自然な成り行きでした。里に伝わる希少な秘薬をめぐる人間模様を描いたストーリーです。人間の欲望の果てにあるどうしようもなさと、知識を共有する先にある可能性のまぶしさの対比が素晴らしかった!人をゆるすことの尊さ、独占への戒めなど、あまねく分かち合いたいと感じる価値観にあふれる貴重な一冊でしたよ。(対象年齢は12歳以上かな?)

  • さく

    日下明さんの絵に惹かれて。薬師の長の判断は浅慮すぎないかと心配になったら案の定。けど、断っても同じ結果になったのかも。もっと最悪の場面を想像していたからそれは免れてよかった。森埜さんの他のお話も読んでみたい!

  • いちごプリン

    一気に読みました。森の中にある銀樹、たった一本しかない樹。その薬樹によって助けられた、またそれを用いた薬師により助けられた話。 惹き込まれました。

  • 鳩羽

    旅の一座で痛めつけられていたところを助けられた孤児のシンは、助けてくれた薬師のマボウのもとで暮らし始め、やがて同じく薬師を志すようになる。そして助けられた際に飲まされた薬が、銀樹という不思議な木の薬効によると知った。里の薬師になったシンも、銀樹の秘密を守ろうと決意するが…。人の手に余る奇跡の力がどうなるか、予想はつくが、悲しくも希望の残る展開にほっとした。短いながらも、マボウがシンを育て、シンが大人になり、人と関わり、人のための存在になろうとしていくところに、生きがいや幸福のかたちを見ることができた。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items