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竜の国の魔導書 集英社オレンジ文庫

森りん

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784086804363
ISBN 10 : 4086804360
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2022
Japan

Content Description

とある事情により王立図書館で人目を忍んで働くエリカは実は名家の娘。ある日分厚い眼鏡の男子が「伝説の魔導書」なるものを探しにやって来る。半信半疑のエリカだが、目当ての本に触れたとたん気を失ってしまい…。気づくとそこは見知らぬ家。眼鏡の下の美貌をさらした彼は、伝説の魔法使いミルチャだった。しかもエリカの頭には竜の角が生えてきていて…!?

【著者紹介】
森りん : 静岡県出身。『愛を綴る』で、2019年度ノベル大賞佳作受賞、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • よっち

    突然婚約者に裏切られて家にも帰れず、人目を忍んで王立図書館でひっそりと働いていた名門貴族の娘エリカ。ある日図書館で本を探すミルチャと出会い、いわくつきの古い本に呪われてしまうファンタジー。彼が探す魔導書「オルネア手稿」絡みの「竜化の呪い」にかかってしまったエリカ。意外にたくましい行動派の彼女が、呪いを解くためにミルチャと共にオルネア手稿探しと犯人捜しをする展開で、因縁の元婚約者との再会や様々なことが繋がってゆく中で育まれるミルチャとの絆、そして二人で窮地を乗り越えてみせたその結末はなかなか良かったですね。

  • よっしー

    タイトルにひかれて手に取りました。働いていた先で現れた謎の男、ミルチャ。彼の探し物を手に取ったが故に竜の角が頭に生える呪いにかかったエリカ。誰もが存在を疑う魔法を使って、あるべき物を元の形にしていく話になるのかな。設定は壮大なのですが、その分内容が薄く感じてしまいました。そもそも…婚約破棄されたことにもっと怒るべきだと思うし、その男もぬけぬけと顔を出してくる精神が理解できなかった…。

  • ひぬ

    突然婚約破棄され、王立図書館で働く名門貴族の娘エリカ。ある日図書館で魔導書を探す魔法使い・ミルチャと出会い、彼を手助けしているうちに間違えて発動してしまった、魔導書の呪いにより、竜のツノが生えてしまいます。一貫して悪役はいるものの、それには理由があったりと、全体的に優しい感じの物語でした。円周率がエリカにとっての魔法の詠唱になっていたのはファンタジー風の背景と裏腹に、かなり奇抜な面白い設定だったと思います。ほんのり恋愛要素もあり、物語の着地点も良かったです。

  • ぐっち

    婚約破棄されて図書館で働くことになったヒロインが、門外不出の魔導書でさらに竜になる呪いに!占領された島の古い文化とか…割とシリアスな設定もありつつ、魔法使いミルチャとエリカのふわふわした掛け合いががよかった。

  • ナツメ

    森りん先生の三作目ですね。すぐ読ませていただきました。理屈なく面白かったです。魔法がらみのファンタジーですが、いろいろと仕掛けがあり例によって文も読みやすかったです。何よりも主人公エリカの温かい人柄、賢さが伝わってきて内容の激しさに反してほのぼのとした温かみが伝わってきます。

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