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愛を綴る 集英社オレンジ文庫

森りん

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784086803038
ISBN 10 : 4086803038
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2020
Japan

Content Description

身分差ゆえ禁じられた純愛の行方は…?
激動の愛の物語!
天涯孤独な少女フェイスは、厳しく貧しい苦境にありながら、明るく清らかに生きてきた。
17歳になった彼女は、ファーナム侯爵のメイドとして働き始めるが、初めてのお給金をもらった直後、五月祭りに行こうとして森で迷ってしまう。
途方に暮れていた彼女は、不思議な青年、ルークの馬車に乗って五月祭りに行くのだが。
フェイスとルークのなにげない出逢いはやがて運命の歯車を回し始めて…。
字を読むことも書くこともできない純粋無垢なフェイスが、ルークに文字の手ほどきを受けながら、知らず知らずに愛に目覚めていく……一転、二転、また三転。
非力ながら大きな壁にぶつかり、運命に抵抗し、転がり続ける少女が貫いた愛とは? 
2019年ノベル大賞佳作受賞、ロマンティックな激動の愛の物語…!

【著者紹介】
森りん : 静岡県出身。『愛を綴る』で、2019年度ノベル大賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • よっち

    父親がおらず厳しく貧しい苦境にありながら、明るく清らかに生きてきた天涯孤独な少女フェイス。ファーナム侯爵のメイドとして働き始めた彼女が森で迷い、情熱的な青年ルークと運命の出会いを果たす物語。字を読むことも書くこともできなかったフェイスが、文字の手ほどきを受けながらルークとやり取りを交わす日々と、明らかになってゆくルークの正体、身分違いの二人が直面する悲劇。暗転してからの二転三転する展開は勢いがあって、生い立ちや身分が違うがゆえの温度差も感じましたが、最後まで愛を貫いた先にあった結末はなかなか良かったです。

  • ゆなほし

    森で迷ったところを不思議な青年ルークに助けられたメイドのフェイスは、ルークに文字の手ほどきを受けながら知らず知らず愛に目覚めていく…。こんなにも目も眩むような純愛に触れられた喜びで、胸がいっぱいだ。読了後しばらく頭の奥が痺れるような充足感があった。身分違いの恋を描く王道ラブロマンスだが、繊細な筆致と丁寧な心理描写が王道だけで終わらせない読み心地を築いている。フェイスが文字を覚えていく過程を、愛を知って苦心しながら成長する様子と重ねたのが見事。このシンプルなタイトルがこれ以上無い程相応しい純愛物語。

  • ぐっち

    文字も読めないヒロイン・フェイスルークに文字を教えてもらったり、朗読を楽しみにしてたりするところは非常に好みだが、展開がドラマチックすぎるというか、それぞれの道を歩いていけばよかったのに、足を引っ張りあってるような結末でちょっともやりました。

  • ネロ

    森りんさん二作目です。ちょっと可愛すぎるカバーが好みには会いませんでしたが、物語はなかなかに硬派で現実的。19世紀イギリスで、貴族と貧民の埋まらない格差、身分違い故の苦しい恋を切々と描ききってくれました。森りんさんの作品の登場人物は嫌味がなくて良いですね。ヒロインのフェイスは無邪気で子供っぽいけど、身分違いの恋に幻想を抱かず最後まで現実を見ていたのが凄かった。ルークも一途で素敵でしたが、あの逃避行のあとのフェイスに起こること考えてる?って言いたくなりましたね。男女の違いとも言えるのかなぁと笑 

  • こま

    濃厚で面白かったです。この時代の身分差って良いですね。笑い合ってる二人が本当に幸せそうで、それだけにこの後二人がどう着地するか凄く気になりました。こうくるかーって私的には少し意外な落とし所でした。エドワードが好きです。

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