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世紀のラブレタ-

梯久美子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106102721
ISBN 10 : 4106102722
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2008
Japan

Content Description

甘える裕次郎、渇望する鳩山一郎、死を目前に想いを託した特攻兵や名将たち…。明治から平成の100年、近現代史を彩った男女のラブレターを紹介。類まれな、あられもない恋文の力を辿る異色ノンフィクション。

【著者紹介】
梯久美子 : 1961(昭和36)年熊本県生まれ。北海道大学文学部卒。雑誌『AERA』の「現代の肖像」欄をはじめ、インタビュー、人物ルポルタージュを中心に記事を発表。2006年に初の単行本『散るぞ悲しき―硫黄島総指揮官・栗林忠道』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 糸車

    読み友さんのおすすめ。著名人たちの恋文と淡々としているが柔らかい文章の解説。自分が碌でもない人間と思いつつ、気持ちを抑えきれず結婚を申し込んだ恋人に"俺のような悪人につかまってしまったと、一生を棒にふってしまったとあきらめて下さい"と冒険家植村直己さん(笑)。美しい言葉を紡ぐ詩人の醜い言動に比べなんと不器用な恋文でしょう。戦地に赴く父が娘に"大人になったらお母さんのような婦人になりなさいというのが私の最後の教訓です"と書き残したのも心に残りました。妻を愛し尊敬する夫の最後の恋文。何度も読み返したい本です。

  • fseigojp

    多分、一番秘匿性が高いジャンル 相手を尊敬してないと没って終わり それだけに、読み応えあり 斉藤茂吉のは、本当に痺れる

  • たまきら

    読み友さんから。公の立場からしか知ることがなかった人たちの、赤裸々な恋文。それらを非常にわかりやすく、そして批判することなく紹介している本で感動しました。その情熱はやさしいものから劣情に満ちたものまで、まさに十人十色。軍人、政治家、詩人(娘がいる身になって読むとろくでなしばかり)、作家(川端康成に苦笑)。日本の倒錯ではこの人を超える作家はないと思う谷崎の恋文は、もう作品。旦那さんに見せてたら「書いてほしいなあ」だって。どのスタイルにしようかな。いや〜秀逸です。

  • 超運河 良

    鏡に映る我が顔を見たとき、本当に自分自身のために顔晴ってくれるのは誰ですかと聞くと、鏡に映る自分自身しかいないことに気がつく。生まれてから今日まで生きてこれたのも自分自身が顔晴ってくれたからこそ生きてこれた。鏡に映る自分にかがみのがという我をとるとカミになる。いつも一番近くで自分自身を見守ってくれてるのも自分。自分自身とは取り替えることもできない、ならば人生は自分自身を愛するしかなくなる。一番愛する自分自身の最高のファンとして自分自身へラブレターを書く事こそ愛。愛は見返りを求めないで行ってこそ愛。

  • ふろんた2.0

    ラブレターは本来その相手にだけ読んでもらうもの。それが、一般公開されるなんて故人が知ったら恥ずかしいに違いない。外面のイメージと比較すると文章が何とも稚拙で率直でギャップがすごいのもある。それだけ愛があふれているということだが。

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