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ISBN 10 : 4041139783
Content Description
かつて、この国には国境線観光があった。樺太/サハリン、旧名サガレン。何度も国境線が引き直された境界の島だ。大日本帝国時代には、陸の国境線を観に、北原白秋や林芙美子らも訪れた。また、宮沢賢治は妹トシが死んだ翌年、その魂を求めてサガレンを訪れ、名詩を残す。何が彼らを惹きつけたのか?賢治の行程を辿りつつ、近現代史の縮図をゆく。文学、歴史、鉄道、作家の業。全てを盛り込んだ新たな紀行作品!
目次 : 第1部 寝台急行、北へ(歴史の地層の上を走る/ 林芙美子の樺太/ ツンドラ饅頭とロシアパン/ 国境を越えた恋人たち/ 北緯五〇度線の向こう/ 廃線探索と鉱山王/ ニブフの口琴に揺られて)/ 第2部 「賢治の樺太」をゆく(「ヒロヒト岬」から廃工場へ/ 賢治が乗った泊栄線/ 「青森挽歌」の謎/ 移動する文学/ 大日本帝国、最果ての駅へ/ オホーツクの浜辺で/ チェーホフのサハリン、賢治の樺太/ 白鳥湖の謎/ 光の中を走る汽車/ すきとおったサガレンの夏)
【著者紹介】
梯久美子 : ノンフィクション作家。1961(昭和36)年、熊本県生まれ。北海道大学文学部卒業後、編集者を経て文筆業に。『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』(新潮社・のち新潮文庫)で2006(平成18)年に大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。同書は米、英、仏、伊など世界8か国で翻訳出版されている。16(平成28)年に刊行された『狂うひと「死の棘」の妻・島尾ミホ』(新潮社、のち新潮文庫)は翌年、読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞、講談社ノンフィクション賞の3賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
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榊原 香織
読了日:2023/11/09
piro
読了日:2023/10/15
KF
読了日:2023/10/24
さっと
読了日:2025/01/02
タカボー
読了日:2024/05/09
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