Books

オーディションから逃げられない

桂望実

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344034211
ISBN 10 : 434403421X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2019
Japan

Content Description

世間は「かけがえのない個性」を謳う。
でも、いつだって誰かと比較するじゃない!

渡辺典子はいつも「ついてない」と思っていた。中学でできた親友は同じ苗字なのに学校一の美女・久美。同じ「渡辺」でも、注目されない方の「渡辺」になった。絵が好きで美術部に入るが、そこには「一風変わった絵」を描くだけなのになぜか注目も評価も集めてしまう同級生がいる。就職活動をしてみれば、仲良し四人組の中で自分だけ内定が取れない。幸せな結婚生活を夢見ていたのに、旦那の会社が倒産する。父のパン屋を手伝うことになったが、旦那が不器用なため展子がパンを作ることになる。仕事も子育ても頑張っているのに、旦那が浮気をする。満を持して出店した東京のデパートでは、売り上げが伸びない……。

他人と比べながら生きてきた展子が手に入れた、本当の幸せの形とは――。


【著者について】
1965年東京都生まれ。大妻女子大学卒業。会社員、フリーライターを経て、2003年『死日記』でエクスナレッジ社「作家への道!」優秀賞を受賞しデビュー。映像化された『県庁の星』『恋愛検定』『嫌な女』のほか、『ボーイズ・ビー』『ハタラクオトメ』『頼むから、ほっといてくれ』『総選挙ホテル』『諦めない女』『僕は、金になる』など著書多数。

【著者紹介】
桂望実 : 1965年東京都生まれ。大妻女子大学卒業。会社員、フリーライターを経て、2003年、『死日記』でエクスナレッジ社「作家への道!」優秀賞を受賞しデビュー。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • いつでも母さん

    「展子には遣り直す時間がある」「いつだって遣り直せるんだよ」そう言ってくれる友がいるだけで展子は幸せだと思う。十分恵まれている事は案外本人が一番気づかなかったりする。自分はついてない・・そう思った事は無いか?私はあった。それは人と比べたから。何かの所為にして努力や感謝を怠ったから。それはとても疲弊する。人生はオーディションばかりでは無い。自分の人生の主役は自分自身だもの、誰もが懸命に生きているのだ。心地よいラストに、これは人生応援小説であり家族の話でもあった。

  • ナイスネイチャ

    図書館本。人生はオーディションの連続という切り口で話が進むが、あまりその辺は関係なかったかな?パン屋を引き継いだ長女が悪戦苦闘する話。登場人物に共感出来なかったが、読みやすく楽しめました。

  • のぶ

    一人の女性の生き方を描いた物語としては面白く読んだが、タイトルのオーディションとの関係については、あまり噛み合っていないと思った。主人公の渡辺展子は、幼い時から平凡な女性だと思って生きてきた。受験、就職、結婚等の転機をオーディションになぞらえているのだが、それは最初の100ページあたりまで。ここまでは駆け足の展開だった。その後、夫の経営するパン屋での話になって行く。やがて経営が傾き、夫の会社が倒産する。幸せな生き方を見つめた作品としては良く出来ているので、タイトルを意識しないで読んだ方が良いと思う。

  • hit4papa

    進学、就職、結婚、人生すべらかくオーディションの舞台である、という信念を持つ女性が主役の奮闘記。かいつまんで言ってしまうと、選ばれない側の平凡な主人公が、コンプレックスに苛まれながら、過ごしてきた日々をつづっています。姉妹に、親友、彼氏、夫にとそれぞれの年代に悶々とした思いが吐露されます。基本的にポジティブにそれを打破しょうとはしておらず、人生そんなものという諦観に近いですね。“人生はオーディション”は、主人公がそう思ってますぐらいで、残念ながら十分に活かされていません。オーディションはなくても良いかな。

  • ゆみねこ

    いつも他人と自分を比べて「ついてない」と思って生きてきた渡辺展子。生真面目で一生懸命な展子が幸せをつかむまで。タイトルはもうちょっと違うほうが良いような。面白かったので読後感は良かったです。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items