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争う シリーズ人間科学

栗本英世

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784872596243
ISBN 10 : 4872596242
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 第1部 争いの場(時として泥沼化する保護者対応トラブル―教師と保護者の争い/ 現場を共有することで生じるサルと人間の軋轢/ 公判で争う―法の想定を科学的視座から考える)/ 第2部 争いの発見(日本とブラジルを往還する家族の生活とコンフリクト/ 主食の変化にみる「争い」―インドネシア・パプア州における糖尿病の事例から/ 感染症という闘いと共生)/ 第3部 争いからの学び(争いとしての災害/ 闘争後の闘争―トラウマティックな関係性の再演と回復/ 伝統文化をめぐる争い)

【著者紹介】
栗本英世 : 大阪大学大学院人間科学研究科・教授。奈良県生まれ。1980年京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。修士(文学)。国立民族学博物館助教授等を経て、2000年大阪大学大学院人間科学研究科助教授。2003年から同教授。社会人類学とアフリカ民族誌学を専門とし、南スーダンのパリ人と、エチオピア西部のアニュワ人を対象とする長期のフィールドワークに従事。個別社会に関する狭義の民族誌的調査研究を継続する一方で、内戦や民族紛争、難民、食料安全保障、人道援助、平和構築と戦後復興といった領域に研究テーマを拡大し、取り組んでいる

モハーチ・ゲルゲイ : 大阪大学大学院人間科学研究科・准教授。ブダペスト(ハンガリー)生まれ。2010年東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程単位取得退学、2018年大阪大学博士(人間科学)。大阪大学大学院人間科学研究科助教を経て、2018年から同准教授。医療人類学、科学技術社会論(STS)を専門とする。15年以上にわたり、北海道を主な調査地とし、慢性疾患の治療を可能にする身体と医療技術との相互作用を民族誌の手法を用いて探究してきた。近年、北ベトナムと西日本の山岳地帯でフィールドワークを展開している。薬物植物の栽培および研究開発の現場を中心に、創薬の草の根運動とも連携しながら、医療の環境負担をめぐる難問の人類学的研究に取り組んでいる

山田一憲 : 大阪大学大学院人間科学研究科・講師。岐阜県生まれ。2007年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了、博士(人間科学)。日本学術振興会特別研究員(京都大学野生動物研究センター)を経て、2010年より現職。一般社団法人日本霊長類学会理事。一般社団法人ニホンザル管理協会監事。岡山県真庭市に生息する勝山ニホンザル集団と兵庫県洲本市に生息する淡路島ニホンザル集団を対象としたフィールドワークを継続してきた。サルの豊かな個性を明らかにするために、子ザルの行動発達、社会行動の地域間比較、野外での認知実験、深層学習を用いた個体識別プログラムの開発などの研究に取り組んできた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • K.H.

    さまざまな分野の専門家が、人間にまつわるテーマ(この巻なら「争う」)を一つずつ論じるシリーズのようだけど、何と言うか、それぞれの専門分野からこのテーマに切り込むというより、テーマに引きつけて自分の専門分野の話をするといった風情。ちょっと無理がある。インドネシア・パプア州の糖尿病の話やら、ブラジルの日系移民の年代記やらを読むことになるとは、この表題からは予想できなかった。だけど、ひとつひとつの論文は面白かったりする。コンパクトで読みやすいし、逆にこの予想できなさが楽しいかもしれない。

  • いざなぎのみこと

    自然科学も読んだ方がいいとあったので、興味あるテーマから読んでみました。「争う」と一言で言っても、世の中には様々な争いがあるんだなあと改めて認識しました。特に興味深かったのがパプア州の糖尿病の研究。食文化の変化や誤った知識でこうも社会が変わってしまうとは。沢山の気づきを得られた一冊でした。

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