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超人ナイチンゲール シリーズ ケアをひらく

栗原康

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784260054423
ISBN 10 : 4260054422
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
栗原康 ,  

Content Description

こんなナイチンゲール、聞いたことない!――鬼才文人アナキストが、かつてないナイチンゲールを語り出した。それは聖女でもなく合理主義者でもなく、「近代的個人」の設定をやすやすと超える人だった。「永遠の今」を生きる人だった。救うものが救われて、救われたものが救ってゆく。そんな新しい生の形式を日常生活につくりだせ。ケアの炎をまき散らせ。看護は集団的な生の表現だ。そう、看護は魂にふれる革命なのだ。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アキ

    「シリーズケアをひらく」はどれも面白い。ナイチンゲールの伝記をアナーキスト栗原康が記す。編集者白石正明さんの慧眼です。クリミア戦争でバタバタ人が死んでいく中、彼女が考えていたことは「病気は自然の回復過程である」と。現場で問題があれば、経済力と衛生学と政治力でガンガン改善してゆく。ヴィクトリア女王と仲良くなり、統計学を使って1000頁の報告書を書き、病院の設計まで行い、過労でぶっ倒れるまで働いた。「看護はひとつの芸術であり、それは実際的かつ科学的な、系統だった訓練を必要とする芸術である」凄い人ですね。

  • 榊原 香織

    面白かった。ナイチンゲールて、過激、アナーキー、パンク、それでこの人が書いてるんだな(大杉栄とか書く人) 大金持ちで自己資金バンバン投入、パリピで人脈豊富。強烈に振り回すから周りが過労死 なんとなく持ってるイメージと全然違う。

  • どんぐり

    なんだよ、この文体。思っていたとおり、『村に火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝』の栗原さんの語り口だ。いまさらながら思う、ぶっ飛んでるな。「白衣じゃないよ、黒衣だよ」と、まるで講談師風情だ。ナイチンゲールが神秘主義者になって展開するマジカル人物伝。面白くもないな。

  • たま

    子どもの頃ナイチンゲールの伝記を読み(白衣の天使ではなく)お金持ちの部分が記憶に残った。帝国主義の先兵との評価も聞いた気がする。栗原さんの文体(ヒャッハーとか○○上等とか)が彼女の伝記に適しているかどうかやや疑問だが強烈な人格だったことは伝わって来た。修道女の看護が伝統のカトリック圏に比べイギリスでの看護の未発達、衛生観念ゼロのクリミア戦争での傷病兵の悲惨、その状況を粉砕する彼女の行動力と財力。統計を駆使して衛生学に貢献し看護学校や近代的病院を造る。確かに19世紀的大英帝国的だがやっぱり上等と思う。

  • ネギっ子gen

    【看護は魂にふれる革命だ!】スミマセン……著者同様にわたしも「近代看護の母」「クリミアの天使」という冠が眩しくて、敬して遠ざけていた……。鬼才アナキストが語る、破天荒なフローレンス・ナイチンゲール伝。冒頭に、あらすじ年表。巻末に参考文献。<結婚を拒否し続け、看護の道をきりひらく。男に依存しなくても、女は生きていける。その先駆者である自分をキリストに重ねているのだ。やりたいこともやらずに生き延びるくらいなら、はりつけにされたほうがまだマシだ。後先なんて考えなくていい。没落してもいい>と。故にこの題名―― ⇒

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