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伊藤野枝セレクション 平凡社ライブラリー

栗原康

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582769517
ISBN 10 : 4582769519
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

女性活動家・アナキストとして活動した伊藤野枝。明治から大正期の旧い習慣、偏見があるがゆえの社会のさまざまな問題に真正面から向き合い、ひとりの人間としての生き方を懸命に考え、訴え続けた。非業の死から百年の時が経過した今もなお、彼女が残した言葉は輝きを放つ。「自己を生かすことで得る幸福が本当の幸福である」生きるための大切な何かがきっともらえるはずだ。

目次 : 青鞜社時代篇(東の渚/ 新らしき女の道/ わがまま/ 出奔/ 『婦人解放の悲劇』について ほか)/ アナキスト時代篇(乞食の名誉/ 階級的反感/ 書簡 後藤新平宛(一九一八年三月九日)/ 喰い物にされる女/ 白痴の母 ほか)

【著者紹介】
伊藤野枝 : 1895年福岡県生まれ。婦人運動家、アナキスト。上野高等女学校を卒業後、辻潤と結婚。1915年より『青鞜』の事実上の責任者となり、女性解放運動に参加。大杉栄と出逢ったことを受け、アナキスト活動に傾注。エマ・ゴールドマンの著作の翻訳なども手掛ける。1923年9月1日の関東大震災に際し、大杉栄、甥の橘宗一とともに虐殺された。享年28

栗原康 : 1979年埼玉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程満期退学。東北芸術工科大学非常勤講師。専門はアナキズム研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • メルキド出版

    「新らしき女の道」「乞食の名誉」

  • Fumoh

    非常に考えさせられる内容で、現代のジェンダー問題にぜひ参照されるべき本だと感じた。著者はアナキストと評されるが、そのような大層な肩書きは、どこか彼女に似つかわしくない。それほど、彼女の訴えは素朴であり、また理知的であり、バランス感覚に長けていて、現実的である。ただし、日本の旧弊に疑問点をぶつけたのは、当時としてはまずかったということだろう。今でこそジェンダー論は盛んに議論されるようになったが、当時としてはタブー扱いされたに違いない。当時の事情に特別明るいわけではないが、「家」制度の影響がまだ強かったと、

  • 卍ザワ

    伊藤野枝の筆による短編小説だが、プロレタリア文学になるが、無政府共産主義は、どういうわけか基本的にマルクス主義全否定になるから、蟹工船より、違和感なく読める。ムラ社会の因習の解説や、地域社会の相互扶助とか、宮本常一の民俗学的アプローチを思わせる。本人が、なかなかの都会っ子志向で、田舎のムラ社会と相性が悪く馴染めないみたいので、宮本常一のような展開が、見られないのは残念だ。大杉栄より、家政婦の老婆の娘など、身辺の社会問題を、具体的に描写するところが目立つ。

  • メルキド

    「新らしき女の道」

  • katashin86

    ジェンダーという視点ももちろん、ひとりのアナキスト・秩序への異議申し立てとして読んでほしい一冊。

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