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絵筆のナショナリズム フジタと大観の〈戦争〉

柴崎信三

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784901998765
ISBN 10 : 4901998765
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2011
Japan

Content Description

藤田嗣治と横山大観。彼らの歩みに、東洋と西洋という異文化の衝突を探り、ジャポニズムとナショナリズムという2つの運動の相克を通して「メディア」としての絵画がとりもつ日本人の美のトポスを見据える。

【著者紹介】
柴崎信三 : 1946年、東京生まれ。1969年、慶應義塾大学法学部政治学科を卒業し、日本経済新聞社へ入社。社会部記者、同部次長、文化部長などを経て編集委員兼論説委員を務めた。現在、ジャーナリストの傍ら獨協大、白百合女子大、文化学園大でメディア、文化、情報社会などを教える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • メルセ・ひすい

    15-59 プロパガンダ美術?…南仏カーニュの古城の展示室、泰西名画に囲まれたバラ色の藤田の女性像がぞんざいな印象で壁に…ズキン!日本の近代と西欧追従のサガっっ 大観は燃えるような旭日 雄渾な富士で日本を演じ続けた。藤田嗣治と横山大観。彼らの歩みに、東洋と西洋という異文化の衝突を探り、ジャポニズムとナショナリズムという2つの運動の相克を通して「メディア」としての絵画がとりもつ日本人の美のトポスを見据える。 

  • takao

    ふむ

  • almondeyed

    横山大観の絵には殆ど興味なかったのだが、たまたま美術館で見た『或る日の太平洋』という絵が妙に気になっていた。暫くして、たまたまこの本を手に取ったら、この絵がカラー図版で掲載されているのを見つけ、読んでみようと思った。第二次大戦の戦意高揚に利用された大観の絵は、戦後は全くお咎め無しだったが、作品は高齢のため精彩を欠き散々だった。が、この絵は83歳の筆ではあるものの、不思議に瑞々しい高揚感が漂っていた。藤田嗣治は、戦争画をいわば宗教画のように描こうとしたが、直接的過ぎて戦後の評価は地に落ちた。何て対照的だ!

  • PAO

    戦争協力画家:フジタと大観、奇しくも今年この二人の回顧展が催されます。この本を読んだ感想としては、フジタの絵は見たいと思いますが大観はあまりにもひどい人間なのでお金をくれるといってもその絵は見たくないと思いました。

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