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バルカン史

柴宜弘

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784634414808
ISBN 10 : 4634414805
Format
Books
Publisher
Release Date
October/1998
Japan

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • coolflat

    140頁。メフメト2世が1455年にバルカンからユダヤ教徒をイスタンブルに移住させたため、その後に欧州での迫害を逃れたユダヤ教徒が流入してきた。スペインでは1391年に最初のポグロムが発生したが、この時期からユダヤ教徒のオスマン領への移住が始まった。1492年にスペイン、93年にシチリア及び南イタリア、97年にポルトガルで、それぞれユダヤ教徒の追放が行われると、オスマン帝国のユダヤ教徒人口は激増した。こうした南欧出身のユダヤ教徒はスペイン語の影響を受けたラディーノを共通語とするスファラディム呼ばれる人々だ

  • 中島直人

    19世紀以降の、錯綜し過ぎて各国史では理解が難しいバルカン半島の歴史を纏めて述べてくれている。民族について、歴史について、戦争について、これほど勉強になる地域はないのではないか。

  • 竹花 樒 - Shikimi Takehana

    本書では主にドナウ川下流域以南の諸国を扱う。オスマン的多元主義に源流を持ち多様な文化圏が育まれたバルカン地域では、独立国家形成期において民族主義の基盤が宗教的な共通性に求められ、以後総じて反都市的・反近代的な性格を持つことになる。独ソ対立の狭間で激動し、冷戦以後「東欧」という概念が政治的な連合体としての意味を失った今、20世紀の戦争史における客体としての「バルカン」というステレオタイプな認識ではなく、古い概念を解体した上でバルカン半島を中心に興亡する諸国家を敢えて積極的な文脈の中で捉え直した意義ある通史。

  • サタイン

    少し古いので最近の情勢を知る上ではちょっと足りないかなとは感じました。しかしバルカン半島と言えばヨーロッパの火薬庫って事ぐらいしか知らなかったのでかなり難しかったです。しかし。それなりにバルカンに関して知識が得られたとは思います。それでもオスマン帝国崩壊期からの歴史がまぁ分かりにくい…知識不足を改めて感じる所です。

  • イオンベイ

    大学の卒論書くのにお世話になりました。この度初心にかえって最初から読み進めてみましたが、また新しい興味の糸口が掴めました‼️ 参考文献も豊富でそれぞれの国歴代君主一覧もついていて、この地域の基本的な歴史知識の発見にはとてもいいと思います

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