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岬のマヨイガ 文学の扉

柏葉幸子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062832359
ISBN 10 : 4062832356
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
Series
:

Content Description

あの日、両親を亡くした萌花は会ったこともない親戚にひきとられるために、そして、ゆりえは暴力をふるう夫から逃れるために、狐崎の駅に降り立った。彼女たちの運命を変えたのは大震災、そしてつづいて襲った巨大な津波だった。命は助かったが、避難先で身元を問われて困惑するふたり。救いの手をさしのべたのは、山名キワという老婆だった。その日から、ゆりえは「結」として、萌花は「ひより」として、キワと三人、不思議な共同生活が始まったのだ―。

【著者紹介】
柏葉幸子 : 1953年、岩手県生まれ。東北薬科大学卒業。『霧のむこうのふしぎな町』(講談社)で第15回講談社児童文学新人賞、第9回日本児童文学者協会新人賞を受賞。『ミラクル・ファミリー』(講談社)で第45回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。『牡丹さんの不思議な毎日』(あかね書房)で第54回産経児童出版文化賞大賞を受賞。『つづきの図書館』(講談社)で第59回小学館児童出版文化賞を受賞

さいとうゆきこ : 1981年、青森県十和田市生まれ。岩手大学教育学部特別教科(美術・工芸)教員養成課程で染織を学ぶ。グラフィックデサイナー、イラストレーターとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ぶんこ

    東日本大震災の日、狐崎の駅そばの食堂で震災にあった、DV夫から逃げてきたゆりえさんと両親を事故で亡くし伯父に引き取られる事になった萌花。避難所で困っている二人を助けてくれたキワお婆さんと3人で暮らし始めます。そこは岬に建つ藁葺き屋根のボロ家マヨイガ。行き場のなかった3人が助け合って生活する日々にホッコリしていたのに、アガメという怪物が表れて不思議世界が始まりました。児童書ですが、繊細な児童にはきつすぎると思いました。トラウマになりそうです。アガメにも言い分があるような。微妙な読後感。

  • ゆみねこ

    三陸の海岸近くの狐崎の駅であの震災に遭った萌花ちゃんとゆりえさん。二人を救ってくれたのは山名キワおばあちゃん。血のつながらない、世代の違う3人は、岬の古い民家で暮らしはじめる。とても素敵なファンタジーでした。おばあちゃん、いったい何者?

  • けんとまん1007

    遠野という地名・響きには、独特のものを感じてしまう。そこに大震災という環境が加わる中で、明日に向かって生きていくものがたり。家族おは、いったい何だろうおいうことも考える。時々ではあるが、ふと何ともいえない気配を感じることがある。そのいったんが、ここにもあるように思う。家族、いのちは、人間だけで成り立つものではないと思う。そんないろいろなものが、象徴的にここに籠められている。

  • はる

    マヨイガって蛾?って思ったら、民話の「迷い家」のことでした(笑)。東日本大震災の後、静かに癒されていく序盤の展開から、次第に娯楽性が強くなっていきます。遠野の伝承を織り込んだファンタジックなストーリー。これはこれでとても面白かったのですが、個人的には序盤のふんわりした優しさのままでも良かったかな、と思います。あまり大仰にせず、少し不思議、ぐらいで。

  • アルピニア

    【柏葉幸子さん 読書会】東日本大震災のあった日、避難所で出会ったキワ、ゆりえ、萌花の三人は、ある事情から、周りには祖母と嫁の結、孫のひよりと偽って岬の古い茅葺きの家で暮らし始める。キワばあちゃんは昔話に詳しくて不思議な知り合いがいる。ある日、町に不気味な出来事が起こる。怖いものを抑えていた神社が津波で流されたせいらしい。おばあちゃんは不思議なものたちに応援を頼む。遠野のマヨイガでの一夜が印象的。人と不思議なものが共存していくには子供の頃に出会った不思議なものを忘れずに縁を大事にすること。→

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