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ヒカリ文集 講談社文庫

松浦理英子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065393390
ISBN 10 : 4065393396
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan

Content Description

心を使わない人=ヒカリとは何者か? 宿命の女(ファム・ファタール)と恋愛小説の概念を更新する、新たな傑作。野間文芸賞受賞作。

【著者紹介】
松浦理英子 : 1958年、愛媛県松山市生まれ。青山学院大学文学部卒業。’78年「葬儀の日」で第47回文學界新人賞を受賞しデビュー。’94年『親指Pの修業時代』で第33回女流文学賞、2008年『犬身』で第59回読売文学賞、’17年『最愛の子ども』で第45回泉鏡花文学賞、’22年本作『ヒカリ文集』で第75回野間文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • かしこ

    大学の演劇サークルのメンバー達、男とも女とも恋人だったヒカリ。メンバーたちによるヒカリの回想文集。ヒカリが軽やかで明るい天使のように清らかな存在で、だからこそみんなに愛情を注ぐし付き合う。すぐ別れてしまうが、その後も修羅場とかにはならない。メンバーの回想から読み取れるヒカリの過去が気になりもっと知りたくなる。昔付き合っていた中学の先生、男の愛が女にとって大事という主義のお母さん、どっちも毒な人ですか?サークル名がNTRで、これって寝取られですか?気になる。

  • バーニング

    松浦理英子は本書含めて3冊しか読んでいないが、メタフィクションで来るのか!と思ったのが率直な感想。松浦らしくレズビアンのキャラクターは登場するが、本書で不在のヒロイン役を務めているヒカリは男女ともに交際経験があるというキャラクター。ではヒカリはバイセクシャルなのか?と考えると、それも少し違う。ヒカリにとって、特定の他者を深く愛することががどういう事なのかはまだ定まっていない。相手のジェンダーを問わず性行為は可能なので、アロマンティック的と言えるかもしれない。いずれにせよ、「明示されないこと」が重要だろう。

  • ウサギのバイク

    松浦理恵子の小説にはいつも驚かされる。こんな小説初めて読んだ、と思うし、感動を伝えようにも、読んだ人にしかうまく伝えられない。 ヒカリという女性が、まるで淡く光る織物を織り上げるように描かれていく。決して好きなタイプの女性ではないのに、読者の心も魅了していく。『マノン•レスコー』も読んでみたい。

  • ナオ

    『犬身』以来、お気に入りの作家。途中まで誰が誰だかわからなかったが、途中から安定。本人はどうなったのか…。

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