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三星京香、警察辞めました 2 ハルキ文庫

松嶋智左

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784758445870
ISBN 10 : 4758445877
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan

Content Description

県警本部刑事部捜査一課の三星京香は、とあることから刑事部長に拳を振り上げ、十年の警察人生に終止符を打った。五歳になる娘を抱える彼女の再就職先は、県内でも有数の法律事務所。だが、事務所内にキッズルームまで作ってくれた居心地の良い事務所の副代表が、殺人事件の重要参考人として警察署に任意同行された!?京香にできることは事件の真相を探ることか…元女性警察官の著者が、警察における女性の立場や警察官の考え方をちりばめながら描く、新しい警察小説。

【著者紹介】
松嶋智左 : 大阪府出身。元警察官、女性白バイ隊員。退職後小説を書き始め、2005年に北日本文学賞、06年に織田作之助賞を受賞。17年、『虚の聖域梓凪子の調査報告書』で島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • タイ子

    シリーズ第2弾。捜査一課で活躍していた京香が上司を一発ぶん殴って退職後、勤務したのが法律事務所。彼女の仕事は調査員のようなもの。だけど、やはり刑事魂は抜けないみたいでやってることは探偵業?今やキッズルームまで作ってくれた事務所に娘のつみきを置いて安心して働ける職場。事務所の副代表が殺人事件の参考人として警察に同行されたり、離婚調停の依頼人を調査するうちとんでもない事が浮かび上がったり、はたまた京香が警察を辞めるきっかけとなった後輩が予想外の行動を取っていたり、今回も警察の内外を面白く読ませてくれる。

  • nemuro

    最初の『女副署長』(2021年11月読了)が、幅広く布石を打っておき、動き始めたら同時多発的に一気に最後まで。そんな“フロスト警部”的な展開が良くてその後もセッセと購入中。「元警察官、日本初の女性白バイ隊員」の著者。2020年5月刊行の『女副署長』が話題。以降、各社から刊行が相次いでいる。『三星京香、警察辞めました』(2022年10月読了)に続く第2弾。丁寧に書き込まれ、悪くない。既読本の内訳は、新潮3冊、ハルキ・小学館・集英社・光文社各1冊。更に未読が5冊(祥伝社3冊、新潮・幻冬舎各1冊)あって愉しみ。

  • fuku3

    2023.8.14読了。シリーズ第2弾。上司を殴って警察を辞めた三星京香は弁護士事務所に調査員として勤める!離婚調停案件の浮気の証拠集めを相棒の芦沢夢良と行う!事務所の代表葛道比古の大学時代の友人室伏益男が殺された!副代表の葛貴代也も室伏と面識が有り任意事情聴取を受ける…。京香の離婚調停と殺人事件が並行して描かれて行く!道比古の大学時代の恋愛騒動とサークル仲間達の現在の姿を交えての目ま苦しい場面展開に目が離せない!室伏の娘有働恵麻の本当の父親は⁉︎二転三転するスリリングな場面でも京香の目は誤魔化せ無い!

  • 達ちゃん

    シリーズ2作目。今回もサクサク読めてなかなか面白かったです。古巣との絡みもあり、いろいろといわくありげな感じで続きもありそうです。

  • 練りようかん

    前作で気になった副代表が大いに絡み、嬉しくなった導入。大学時代のサークル仲間が殺され警察は形式的に容疑者扱いするのだが、思わせぶりな伝言が皆をドギマギさせ、心配どころがズレていくのが楽しかった。別件の不倫調査は夫が依頼人なのだが、離婚を差し向けた複数の意図に踊らされてる気配が濃くなる展開。一方主人公の勘は調子よく、警察のツテを上手く使い逆に使われながらの事件収束。犯罪者側の悪事はコンボでひどいのだけど、依頼人の軟弱な狡さが最も悪に思えた。なんて人は弱いのだろう。通奏低音が場面場面で漏れる嘆息が良かった。

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