Product Details
ISBN 10 : 4121026462
Content Description
やがて訪れる死や衰弱は、誰にも避けられない。自分や親しい人が苦境に立たされたとき、私たちは「独りでは生きていけない」と痛感する。ケアとは、そうした人間の弱さを前提とした上で、生を肯定し、支える営みである。本書は、ケアを受ける人や医療従事者、ソーシャルワーカーへの聞き取りを通じて、より良いケアのあり方を模索。介護や地域活動に通底する「当事者主体の支援」を探り、コロナ後の課題についても論じる。
目次 : 第1章 コミュニケーションを取る―「困難な意思疎通」とケア(サインをキャッチする/ 声をかける/ 相手の位置に立つ/ コミュニケーションを阻む要因)/ 第2章 “小さな願い”と落ち着ける場所―「その人らしさ」をつくるケア(人生会議、ACP、インフォームド・コンセント/ 「食べたい」という願い/ 文化的な願い/ 生活への想像力/ チームワークで願いを叶える/ 本来の居場所へ)/ 第3章 存在を肯定する―「居る」を支えるケア(存在の実感を支える/ “からだ”を見つけなおす/ 社会の中の居場所づくり)/ 第4章 死や逆境に向き合う―「言葉にならないこと」を言葉にする(「不条理な現実」と苦痛/ 孤立した人とつながる/ SOSのケイパビリティ/ 言葉にできるようになること/ 行為の証人となる/ 「答えのなさ」に耐える)/ 第5章 ケアのゆくえ―当事者とケアラーのあいだで(切断されるケア/ ピアの文化/ 「当事者」とは誰のことか/ ケアラーの立ち位置とその支援)
【著者紹介】
村上靖彦 : 1970年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程満期退学。基礎精神病理学・精神分析学博士(パリ第七大学)。現在、大阪大学大学院人間科学研究科教授。専門は現象学的な質的研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ネギっ子gen
読了日:2022/08/12
佐島楓
読了日:2021/08/01
けんとまん1007
読了日:2023/02/07
フム
読了日:2021/10/30
ケイトKATE
読了日:2021/11/12
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