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ISBN 10 : 4784217398
Content Description
従来の中世東国史研究では、鎌倉公方を中心とした鎌倉府体制が注目されてきた。これに対し本書は、室町幕府の東国政策という視点から室町期東国社会をとらえ直し、その焦点を平時・戦時それぞれの東国の儀礼と秩序、東国における足利氏一族庶子の存在意義、室町幕府・鎌倉府の境界領域ならびに政治・経済的に競合する地域社会における諸階層の動向にあわせて再検討する。
目次 : 第1編 室町期東国の儀礼と秩序(室町幕府における錦御旗と武家御旗―関東征討での運用を中心として/ 『鎌倉年中行事』にみる鎌倉府の着装規範―鎌倉公方の服飾を中心として)/ 第2編 室町期東国の足利氏一族(稲村公方と南奥社会/ 篠川公方と室町幕府 ほか)/ 第3編 室町幕府の東海・南関東政策(室町幕府奉公衆葛山氏/ 室町幕府と甲斐守護武田氏 ほか)/ 第4編 室町幕府の東北・北関東政策(室町幕府と下野「京都扶持衆」/ 室町幕府と常陸「京都扶持衆」 ほか)
【著者紹介】
杉山一弥 : 1973年静岡県生まれ。2001年國學院大學大学院文学研究科日本史学専攻博士課程後期単位取得満期退学。現在、博士(歴史学)、國學院大學文学部兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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