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室町幕府の東国政策

杉山一弥

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784784217397
ISBN 10 : 4784217398
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2014
Japan

Content Description

従来の中世東国史研究では、鎌倉公方を中心とした鎌倉府体制が注目されてきた。これに対し本書は、室町幕府の東国政策という視点から室町期東国社会をとらえ直し、その焦点を平時・戦時それぞれの東国の儀礼と秩序、東国における足利氏一族庶子の存在意義、室町幕府・鎌倉府の境界領域ならびに政治・経済的に競合する地域社会における諸階層の動向にあわせて再検討する。

目次 : 第1編 室町期東国の儀礼と秩序(室町幕府における錦御旗と武家御旗―関東征討での運用を中心として/ 『鎌倉年中行事』にみる鎌倉府の着装規範―鎌倉公方の服飾を中心として)/ 第2編 室町期東国の足利氏一族(稲村公方と南奥社会/ 篠川公方と室町幕府 ほか)/ 第3編 室町幕府の東海・南関東政策(室町幕府奉公衆葛山氏/ 室町幕府と甲斐守護武田氏 ほか)/ 第4編 室町幕府の東北・北関東政策(室町幕府と下野「京都扶持衆」/ 室町幕府と常陸「京都扶持衆」 ほか)

【著者紹介】
杉山一弥 : 1973年静岡県生まれ。2001年國學院大學大学院文学研究科日本史学専攻博士課程後期単位取得満期退学。現在、博士(歴史学)、國學院大學文学部兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 組織液

    期待以上に面白かったです。鎌倉公方の‘’野心’’にはかなりメスが入ってきたと思いますが、個人的には篠川公方の‘’野心‘’も再検討が必要かなと思います。勿論篠川公方本人の意思もあったかとは思いますが、これは時代に翻弄されたとしか…。犬懸上杉氏の滅亡時点で、もう破滅は決定付けられていたように思えてしまいます。不憫で仕方ない…。篠川御所跡はいずれ訪れたいですね。

  • 吃逆堂

    勉強になります。が、「室町幕府」の「政策」というところに、限界を感じなくもない。

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