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図説鎌倉府 構造・権力・合戦

杉山一弥

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784864033305
ISBN 10 : 4864033307
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2019
Japan

Content Description

室町時代、関東を治めた機関である鎌倉府について、最新の研究成果を豊富な写真と図版とともにわかりやすく解説する。構造・権力・合戦などを中心に、鎌倉府と当時の武士の動きを追求!

【目次】
序にかえて

第一部 鎌倉府を支えた人びと
鎌倉公方 
古河公方 
稲村公方
篠川公方
視点 幕府から派遣された対立軸・堀越公方 
関東管領 
守護 
上杉氏 
侍所 
政所 
問注所 
評定衆・引付衆 
奉行人 
奉公衆 
コラム 白旗一揆 

第二部 基本となった政策・制度
室町幕府との関係 
管轄国統治 
コラム 江戸時代に作られた関東八屋形=@
鎌倉支配 
薩埵山体制
軍事制度 
収入基盤 
流通政策 
宗教政策 
年中行事 
身分秩序
視点 公方御所はどこにあったか 

第三部 鎌倉府を揺るがした合戦・政争
薩埵山合戦
武蔵野合戦
畠山国清の乱 
岩殿山合戦 
平一揆の乱 
視点 さまざまな合戦の舞台となった鎌倉街道 
小山氏の乱 
小田氏の乱 
田村荘司の乱 
伊達政宗の乱
上杉禅秀の乱 
視点 公方を悩ませた京都扶持衆 
永享の乱 
結城合戦 
江の島合戦 
享徳の乱 

参考文献
関連年表

【著者紹介】
杉山一弥 : 1973年、静岡県生まれ。國學院大學大学院文学研究科日本史学専攻博士課程後期単位取得満期退学。博士(歴史学)。現在、國學院大學文学部兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • サケ太

    非常にわかりやすい。室町時代と言えば、京といった西国だけではなく、東国を支配していた鎌倉府も苦難の連続の中で運営されていた。その流れが面白い。多くの人間がかかわり、絡み合い、争う。戦国時代、下剋上の先駆けとも言っていい長尾景春の関わる、享徳の乱で崩壊するまでが書かれている。〜公方も多すぎて分かりづらかったのでありがたい。その後も関東の争乱も図説化しないかなぁ。

  • 政治機構、政策、そして15の戦いから鎌倉府に迫る概説書。それぞれ数ページにまとめられ、イラストや図も多く、なかなか頭にはいってくれない室町時代の東国史を追うのに最適。しかし鎌倉府って、室町幕府と鎌倉幕府のハイブリッドみたいだなあと一読して思った。なんていうか、室町幕府自体も血生臭いんだけど、距離的にも血脈的にも室町幕府から離れていくにつれて、歯止めが効かずに容赦なく戦い続けるよね…。春王丸ちゃんと安王丸ちゃんの木像と骨壺がとってもしんどい。

  • 組織液

    発売前からから読もうと思ってたんですけど、ここまで伸びてしまいました() 鎌倉府を簡単に俯瞰するには最適な本でしたね。合戦関連はそれなりに知っているだけあって物足りなくも感じましたが、それ以外は本当に勉強になりました。鎌倉府の経済基盤、政策や宗教関連などは結構掘り下げないと普通は触れられてませんからね…こういった簡単な本で扱われているのは有り難いです。関東戦国史というか関東中世史、今度からもっと力入れてやっていきたいですね()

  • スプリント

    室町幕府までは完全な中央集権政府ではなかったと言えますね。豊臣政権が長く続いたとしたら江戸に似たような機能ができたかもしれません。

  • ほうすう

    室町幕府に関東を統治した「鎌倉府」にスポットを当てた概説書。室町時代の中でも関東は一種の独立王国がごとく関東圏内でどんぱちやっている印象が強く、よく分からない点が多かったので、一冊の本として解説されていることはありがたい。概説書・入門書としては素晴らしかったと思う。

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