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ISBN 10 : 4065217717
Content Description
人間は遺伝子に操られているのか?宇宙開闢の時点で、その後の出来事は一通りに定まっていたか?運命はあるのか?人間と機械は何が違うのか?こうした疑問はすべて人間の自由意志の問題であり、デモクリトスからスピノザ、デネットまで、決定論の哲学史に刻まれている。ダーウィンや神経科学など自然科学的観点も検討しつつ、決定論のこれまでとこれからを考える。
目次 : 第1章 自然に目的はあるのか?―西洋における目的論的自然観の盛衰と決定論/ 第2章 決定論と運命論―ストア派・スピノザ・九鬼周造/ 第3章 近代以前の自由意志論争とその影響―ホッブズとデカルト/ 第4章 目的論的自然観は生きのびる―ライプニッツとニュートン/ 第5章 ダーウィンによる目的論の自然化/ 第6章 自然化された運命論―現代の決定論的思想の検討/ 第7章 運命論のこれから/ 第8章 自然主義のこれから
【著者紹介】
木島泰三 : 1969年生まれ。法政大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士後期課程満期退学。法政大学非常勤講師。2019年に博士(哲学)の学位取得。専門はスピノザおよびホッブズを中心にした西洋近世哲学。ダニエル・デネットの思想を中心にした現代の自然主義的人間観の問題や、進化論の日本への受容史などについても論じている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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