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足利義政 花御所は将軍の御所 ミネルヴァ日本評伝選

木下昌規

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623098941
ISBN 10 : 462309894X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

足利義政(1436年から1490年)室町幕府第八代将軍。
東山文化の評価がされる一方、政治的には無能のイメージが強い足利義政。本書はこれまで無視されてきた政治面から、客観的にその生涯を追う。社会不安の高まりと家族内の不和に絶えず悩まされた義政は、為政者として何を志向したのかを探る。


【著者紹介】
木下昌規 : 1978年生まれ。2006年大正大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程単位取得満期退学。現在、大正大学文学部歴史学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Toska

    所謂「英雄史観」が議論の対象となるのに対し、「○○は愚かだったから滅びたのだ」という「無能史観」は意外にスルーされることが多い。歴史をネタ化する志向に加え、自己責任論の横行も背景にあるのかもしれない。その意味で、一般に「無能」と評されがちな足利義政の生涯は、あらためて追いかける価値があるように思う。彼が生きた時代と直面した課題、本人の個性、選択や行動とその結果を丹念に分析した労作。

  • MUNEKAZ

    足利義政の最新評伝。義政という評価の難しい人物の行動を丁寧に追っており、いたずらに事態を複雑化させているような彼の政治的決断の背景を理解する一助になる。祖父・義満を先例として仰ぐことが度々あるが、父の死による幼少での相続、細川氏の後見、弟が俗体で存在など義満と被る状況が多いよなと。ただ義満のときはバシバシ決まった大名家への家督介入が、結果的に全部裏目に出るというオチが何とも言えず。公武に君臨する「室町殿」としての役割を最後まで保つと同時に、管領を必要としない戦国期の将軍を招いた、まさに転換点の人物である。

  • ほうすう

    足利義政の動向を通じてこの時代を分かりやすく描いている。将軍就任直後の後花園天皇との親密な様子も興味深かったが、側近である伊勢貞親や日野勝光の重用、三宝院義賢による仲介の拒絶などかなりの強烈な親政志向がうかがえる点。文正の政変や応仁・文明の乱を将軍側からの視点で描かれている点。細川勝元を政治的に弱体化させるという目的のために西軍の暴走を不問として結果、将軍権威の失墜を起こしてしまった点。などの指摘が読んでいて特に印象的。この時代の政治情勢がつかみ取りやすい名著。

  • Go Extreme

    有能・無能、成功・失敗 ステレオタイプな義政像 未曽有の疫病と大飢饉 嘉吉の乱 管領と政所執事 先例のない従三位 今参局 伊勢貞親 御父子同様之御恩寵 畠山氏の家督争い 親政開始 御判御教書 応仁・文明の乱 将軍後継者問題 細川勝元と山名宗全 文正の政変 東軍と西軍 火下静謐の祈祷 義視の出奔 大御所政治 日野富子との不和 東山山荘 東山文化 東山御物 幕府権威の低下

  • takao

    ふむ

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