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今日もピアノ・ピアーノ ティーンズ文学館

有本綾

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784052057786
ISBN 10 : 4052057783
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

お母さんにゲーム機を没収されてしまった、小学六年生の海斗。うかない気持ちで塾に向かう途中、駅にあるピアノで美しい音をつむぐおじいさんに出会う。「このピアノは、だれが弾いてもいいみたいだよ。」翌日も、海斗はそのおじいさんとピアノが気になり、駅に向かうことに。学校や塾、習い事にいそがしい現代の小・中学生におくる、小さな「変化」の物語。第31回小川未明文学賞大賞作品。

【著者紹介】
有本綾 : 大阪府生まれ。大阪教育大学大学院修了後、小学校教諭、高校教諭として18年勤務。退職後、2022年より創作活動を始め、本作品で第31回小川未明文学賞大賞を受賞しデビュー

今日マチ子 : 漫画家。4度文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選出。戦争を描いた『cocoon』(秋田書店)は「マームとジプシー」によって舞台化。2014年に手塚治虫文化賞新生賞、2015年に日本漫画家協会賞大賞カーツーン部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ☆よいこ

    児童書。駅のストリートピアノで出合った老人に小学6年男子がピアノを習う話▽海斗(かいと)は親からゲームを取り上げられてヒマになった。珍しく早めに塾に向かい駅でピアノを弾く青柳さんと出会う。ピアノの音に強く惹かれた海斗は青柳さんのピアノを聞きたいと駅に通う。駅のピアノを弾く様々な人との出会いがあり、自分もピアノを弾きたいと思った海斗は青柳さんにピアノを教えてもらう▽イタリア語で「ピアノ・ピアーノ」は「あわてず、ゆっくり、少しずつ」の意味。今日マチ子さんの絵がぴったり。巻末にストリートピアノマップ(簡易)あり

  • へくとぱすかる

    「ピアノ・ピアーノ」とは、あわてず、ゆっくり、少しずつ、というイタリア語だとか。そして物語のテーマもピアノという楽器。6年生の海斗が駅でピアノを弾く青柳さんというおじいさんと出会って、ゼロからのピアノ練習にいどむ。青柳さんの孫・花音と合奏するようになるが、ピアノの全く弾けない私には大変な奇跡にうつる。本当に半年ほどで何とかなるのなら、今さらだけどピアノに挑戦してみたいとすら思った。少しの波乱はあるけれど、基本的に静かに前向きに進む話。まさにタイトルの通り。何も楽器に限らない。人生もそうやって生きたいもの。

  • 雪丸 風人

    自分で考え、行動に責任を持つことの尊さを教えてくれる作品ですね。主人公は小学六年生。なにごとにも中途半端だった彼が、偶然耳にしたストリートピアノの音色に魅了され、奏者のおじいさんと親しくなったことで、平凡な日常に鮮やかな色彩が加わります。終わりのほう、熱かったな〜。一生懸命になれることを見つけ、人生を豊かにする発想を身につけた少年の先に、洋々たる前途が見えた気がしました。何でピアーノ?と感じていましたが、読めばスッキリ。心に灯るこのあたたかさ、ぜひ、作品に触れて感じて下さい。(対象年齢は11歳以上かな?)

  • すみっちょ

    海斗の、自分は何でも中途半端だという気持ちに共感しました。というか、私の十代の頃の気持ちそのものです。私は大人になっても中途半端なまま、夢中になれるものがないままだったので、海斗がピアノと出会えたことが本当によかったなと思いました。受験勉強にしても部活にしても、一生懸命頑張れる時期が私にもあったはずなのになぁ…とほろ苦い気持ちにもなりましたが、海斗たち小学6年生の爽やかさに心が温まりました。

  • NakaTaka

    面白かった。海斗は、小6。進学塾に通い、空手やスイミングにも通っている。だが、何をやっても中途半端。友達とのオンラインゲームのやり過ぎで、母にゲーム機を取り上げられてしまった。そんな海斗が塾に行く時通る駅にピアノが置かれていて、ある日、心に染みる音楽を奏でるおじいさんに会ったことから、海斗に転機が訪れる。音楽の良さが、海斗の素直な気持ちと共に、私の心にも沁みた。人と奏でる音楽はいいな。

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