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フランス柔道とは何か 教育・学校・スポーツ

星野映

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784787235060
ISBN 10 : 4787235060
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

高い競技力と競技人口の多さ、事故の少なさなどで知られるフランス柔道。歴史や教育との結び付き、学校制度との関係、指導法や昇段試験の内実などを紹介して、実情を多角的に照らし出す。日本の武道教育や部活動と比較して、日本の柔道が抱える問題点も明らかにする。

目次 : 第1部 フランス柔道の現在(二つの柔道場からみるフランス柔道/ フランス柔道の組織概要/ 現代フランスの学校教育と課外活動―スポーツの場合/ 現代フランス社会とスポーツ)/ 第2部 フランス柔道の教育システムの成立(フランスにおける柔道の確立/ フランス式柔道の統一/ フランス柔道と教育の接近)/ 第3部 フランス柔道の教育観―日本柔道との比較を通じて(日本の伝統文化と柔道教育の矛盾/ 戦後日本における柔道の大衆化と高度化―全国中学校柔道大会の歴史を中心に/ 柔道教育からみたフランスと日本)

【著者紹介】
星野映 : 早稲田大学グローバルエデュケーションセンター講師。専攻はスポーツ史、スポーツ社会学

中嶋哲也 : 茨城大学教育学部准教授。専攻はスポーツ人類学、武道論

磯直樹 : 東京藝術大学社会連携センター特任講師。専攻は社会学史、社会調査

小林純子 : 南山大学外国語学部教授。専攻は教育社会学、フランス地域研究

有山篤利 : 追手門学院大学社会学部教授。専攻は体育科教育学、スポーツ社会学、武道論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 榊原 香織

    柔道大国フランス 柔道人口、日本の5倍 組織がしっかりしてます。 興味深い研究。 嘉納治五郎は、技の向上がダイレクトに人格向上につながる、と信じてたみたいで面白いですね。 柔拳でも実際、心が乱れてると技効きませんもの

  • kenitirokikuti

    図書館にて。ざっと簡単に読んだ。フランスは五輪でのメダル獲得数は、国別で日本に次ぎ第二位である。2021年東京五輪では団体戦で日本を破って金に輝いた▲日本の柔道は中学校部活が多く、そこから実業団〜五輪へピラミッド型を成している▲柔道の登録者数は五輪の競技種目の中で4番手である。サッカーがダントツ不動の1位。2位はこの30年で減りが目立つテニス、3位は反対に増加が目立つバスケ。4位は馬術(女子小学生に偏る)、5位が柔道▲フランスでは70's以降若年化が進み、子どもの教育としての柔道がメイン。

  • たろーたん

    フランスの柔道人口は50万人で、日本の20万人よりも多い。加えてフランス人口は日本の半分なので人口比で見るとおよそ5倍である。ただ、柔道選手が沢山いるという訳ではない。フランスの柔道人口の大半は小学生によって占められており、柔道は子供のスポーツとして定着しているのだ。2019〜20年では12歳以下の小学生が全体の60%強を占めており、この傾向は数年変わっていない(日本20%)。逆に中・高校生の柔道人口は全体の10%強程度で、日本が部活動で柔道を始めて中・高校生時代で人口が増加するのとは異なっている。(続)

  • 志村真幸

     フランスは柔道の競技人口が世界でもっとも多く、オリンピックなどでも好成績を残すようになっている。また子どもを対象とした身体教育でも、柔道が占める役割が多い。  本書は、そうしたフランスでの柔道教育の実状と歴史をまとめたもの。実態が紹介されるとともに、日本で過度に評価されがちな側面にブレーキをかける意識もあるようだ。  5名のスポーツ研究者が調査執筆しており、よく行き届いた内容だ。データも豊富で信頼度が高い。日本とは異なる柔道の在り方を理解できるとともに、体育やスポーツの社会的役割の差も見えてくる。

  • げんざえもん

    フランスと日本の柔道を「教育」の視点から分析 。仏柔道の現状と歴史、仏の教育制度、日本柔道の戦後史、全中の歴史と問題点、そして「教育としての柔道」の日仏比較を論じている。タイトルは「フランス柔道…」なのだが、日本の部活動の構造的問題が気になる。「学校での柔道事故が絶えないのは、勝敗にこだわる指導者の姿勢が子どもの柔道に現れるため」「子どもを、大人達の勝敗に対する興味の玩具にしてはならない」との言葉は、柔道のみならず他のスポーツや合唱部など文芸系の部活にも当てはまるのではないか。

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