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子どもアドボカシーと当事者参画のモヤモヤとこれから

明石書店

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750353074
ISBN 10 : 4750353078
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「寄り添う」という言葉を、子ども主権のあらゆる支援現場に取り戻してくれる一冊。

目次 : 序章 子どもの「声」の回復と支援者の立ち位置(「声」と子どもの権利条約/ 子どもが「声」を取り戻すプロセス ほか)/ 第1章 社会的養護を必要とする子どもの「声」と子どもの権利(沈む「声」、失われる「声」/ 「声」を引き出し、つなぎ、紡ぐ ほか)/ 第2章 アドボカシーとは何か―環状島の地形を変える(アドボカシーの使われ方/ 注目され始めたアドボカシーをめぐる政策 ほか)/ 第3章 社会的養護における当事者参画―環状島の上から「叫ぶ」(当事者参画の整理―セルフアドボカシーとユースアドボカシー/ 環状島の“尾根”へ上がる ほか)

【著者紹介】
栄留里美 : 大分大学福祉健康科学部講師。社会福祉士。博士(社会福祉学)。子どもアドボカシー研究会副代表・福岡県宗像市子どもの権利救済委員。専門はアドボカシー

長瀬正子 : 佛教大学社会福祉学部准教授。博士(社会福祉学)。専門は社会的養護・子どもの権利・子どもと家庭の福祉。社会的養護の当事者エンパワメントチームCVV(Children’s Views and Voices)およびNPO法人IFCAにかかわる。特に社会的養護で育つ子ども・若者の権利についての研究を行っている

永野咲 : 武蔵野大学人間科学部講師。社会福祉士。博士(社会福祉学)。NPO法人IFCA副理事長。専門は子どもと家庭の福祉。特に社会的養護を経験した若者たちのその後の把握と当事者の参画にかかわっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 夜間飛行

    感情を押し殺す日常が続くと声が奪われる…喪失体験で感情のプロセスが失われる…子どもの声を支える土台は自己評価…等の言葉を心にとめておこう。私の場合、知的障害者の息子への関わり方の参考になればと思いながら読んだ。彼は他害衝動があり、家でも暴れる。単純な合図以外は発語やジェスチャーもできず、だから苦痛や願望がわかりづらい。家族との関わりの他、平日の作業所、週1回の散歩、月2回程度の宿泊…等の支援を受けている。環状島モデル≠フ斜面に支援する方々がいて、喋れない息子のアドボカシーをして下さっているのだなと感謝。

  • katoyann

    社会的養護のもとで育つ子どもの権利擁護に関する研究書である。子どもの権利条約第12条意見表明権の解釈を軸としている点が画期的である。コラムにあるように、根本的には「子どもの権利の監視勧告を行うオンブズマンの仕組み」(94頁)が国レベルではなく、自治体に設置されているオンブズマンは全体の2%程度である、という問題がある。子どもについて凄惨な被害事件が起こるたびに関係諸機関の対応を叩くのがお決まりになっているが、要は全く手が回ってないのだ。また、参加主体としての子どもの権利を強調している点が良い。名著です。

  • いとう

    子どもアドボカシーは、子どもに代わって意見や要望することだけでなく、子ども本人の参画が重要となる。 その際、子どもの権利条約にある『最善の利益』が大人の都合によって解釈されたり、「まだ子どもなのでわからないから…」とのアダルティズムに声を封殺されたりする。 子どもの声を『本人の意思』として全て受け入れ、自己責任を押し付けることも、子どもアドボカシーではない。例えば、家に帰りたいと望む社会的養護にある子どもを家に帰して虐待死に至った場合、子どもの自己責任として論じることはできないように。(p74)→

  • ひろか

    アドボカシーと整理が勉強になりました。

  • Daiki Enomoto

    セルフアドボカシーや子どもの権利について学ぼうと思って手に取る。アドボカシーを「声」ということばを用いて、すっきり学ばせてくれる本。そして、本のタイトルにもある通り、さらにモヤモヤに輪郭をつけてくれる作用もある。保護的な子ども観を持っている自分に気づかせてくれる。

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